ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

マツダ(株)【7261】の掲示板 2020/07/01〜2020/07/10

需要が激減する危機時は、在庫への迅速な対応が業績への衝撃を緩和させるポイントとなる。マツダは中国から米国へと需要の急落が広がった3月下旬に、まず国内工場で計13日間、海外(メキシコ、タイ)は約10日間の操業休止を打ち出した。その後も市場と在庫の状況をにらみながら、適時追加措置を講じた。業界でも休止期間は長めで、その決定もスピーディだった。

7月から国内工場は2直復帰で通常稼働に

自動車各社は2008年のリーマン・ショック時に、総じて在庫調整で後手を踏み、多くが赤字転落という苦い経験を踏んだ。マツダも例外でなく、過剰在庫は急激な円高とともに、09年3月期から4期連続で最終赤字に陥る一因ともなったのだ。5月中旬の決算発表の際、古賀亮専務執行役員は、販売領域で早急に取り組む課題として「インセンティブを抑制しながら販売を進め、高まった在庫の絶対量を改善させる」との方針を強調していた。

CX-30の貢献もあって、在庫は「6月末時点でほぼ正常化した」(国内広報部)という。このため、7月1日から宇品第1・第2工場(広島市)と防府第2工場(山口県防府市)の操業を1直から2直に復帰させた。残る防府第1工場(同)も7月27日から2直とし、国内は全面的に通常稼働に復帰する。海外も順次生産を戻しており、7月の国内外の生産は前年同月の8割程度まで回復する見込みだ。
ーーーーーーーーーー
以前の教訓が生かせてますね。