ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

トヨタ自動車(株)【7203】の掲示板 2021/05/13〜2021/05/18

新車販売が絶好調のトヨタ。2020年度の国内登録車販売のシェアでは5割を超えた。3月決算セールの売れゆきも好調(トヨタ過去最高販売台数を記録)で、今後もこの勢いは収まらず、9月半期決算セールでもトヨタは圧倒的な強さをみせつけそうだ。

トヨタ一強は新型コロナウイルスの感染拡大によって、より鮮明化した。2020年5月にトヨタ系ディーラーの全店でトヨタブランド全車(一部を除く)を併売化させたことが大きいといえるのだが、さらに “コロナ禍”での消費者の購買行動変化を的確に捉えていたこともあるようだ。
 
購買行動の変化とは、新型コロナウイルスの感染拡大により、行動自粛が要請され、海外旅行どころか国内旅行もままならず、時短営業によって外食にも出かけられない。そのようななかで、富裕層以外でも貯蓄が増える世帯が増加。そこで数少ない“プチ贅沢”として新車購入が注目された。

  • >>685

    ......
    燃料電池車である新型ミライや、GRヤリス、RAV4 PHVなどの話題性の高いモデルも投入し、RAV4 PHVは前述したプチ贅沢需要もあり、発売時には年内販売予定分があっという間に売り切れとなった。
     ディーラーにとって新型車の存在は“人寄せパンダ”効果が期待できる。新型車があるとショールームを訪れやすくなり、来店客が期待できるのである。
     そのため、ディーラーでは朝のミーティングなどで、「ほかのクルマを見にきているお客様もいるから、新型車にこだわらず積極的にアプローチするように」とマネージャーからハッパをかけることもあると聞いている。
     全店併売の影響は大きいのだが、話題の新型車を積極的に市場投入したことも、アルファードを年間で10万台強(2020年度)売ってしまったことには少なからず貢献しているはずである。
     年度末決算セール終了直後に、トヨタ系以外のディーラーへ行くと、「トヨタさんに対しては、金利を下げるぐらいしか対抗できない」とか、「うちじゃとてもじゃないけど、アルファードのようなクルマを月販平均で1万台売ることはできない」など、ギブアップ宣言のようなコメントが多数聞かれた。

    ベストカーWEBより