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日産自動車(株)【7201】の掲示板 2023/10/25〜2023/10/30

>>1180

この電気事業法の観点から充電設備の能力の最大を示すと
一般家庭用既設の電線を使用するとすると
単相交流100Vで20A容量家屋内配線=2kwhが上限。実際には1.5kwhで制限が掛かっています。
単相交流200Vで20A容量家屋内配線=4kwhが上限。実際には3.5kwhで制限が掛けられています。
200Vの低圧で事業を行うとすると50kwhの電気スタンドの設置が可能ですが照明もその機器の制御も充電の為の変換効率もそして冷却も含めての50kwh(正確にはVA)ですので電気スタンドの充電能力とすれば45kwhぐらいが上限だろうと思います。
60kwhクラスの容量を持つ小型車を60分で充電するには60kwh以上の充電能力を持つ充電スタンドの設置が必要ですが、これでは1時間の充電時間が掛かってしまいます。
30分で充電を終えるためには120kwhの充電能力をもつ充電スタンドが必要です。
10分で充電を終えるためにはその3倍の360kwhの充電能力を持つ充電スタンドが必要です。
まして1000kmを超える走行距離能力は120kwh以上のバッテリーサイズが必要ですのでこの倍の充電能力が電気スタンドに求められます。
とすると1000kmを10分の充電でまかなうためには720kwhの充電能力を持つ電気スタンドの設置が必要です。
これほどの出力の電気スタンドは加熱も大きくなり、冷却のための消費電力も半端ないでしょうから800kwh以上の電気供給能力は必須条件でしょう。
そうなると高圧大口の受電設備も必要と言うことで町工場を上回る受電設備が必要になると思います。
それもたった1台の充電スタンドのためにですから販売事業としての採算は合わないでしょう。
3台以上は特高を引かなければならず、近くに高圧線が無い限りは先ず無理でしょう。
大工場並の鉄塔を建てての引き込みとなると工業地帯でしか鉄塔は建てられないでしょう。
全国各地に数十億円も掛けて高速大充電容量の電気スタンドを作って家庭用電力費並での充電では事業を行うものは出てこないでしょう。