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(株)三井E&S【7003】の掲示板 2021/07/08〜2021/08/27

江戸時代から伝わる相場格言で「引かれ腰は弱く、利食い腰は強く」という言葉がある。例えば、投資している株が思惑を外して買い値を下回ってしまい含み損を抱えてしまった時、人間心理として少し置いておけば切り返すだろうからその時まで「待つ」という選択肢を採りやすい。しかし、俗に言う“ヤレヤレ売り”を目指した時点で、既に勝負には負けてしまっている。そして、先延ばしにするほど傷は深くなるケースが多い。含み損を抱えたら、悶々とする時間そのものが敵となりやすく、早めに処分するのが正しい選択肢となる。

 一方、狙い通りに買った株が首尾よく上昇した場合はどうか。強力な買いの根拠があったにもかかわらず、買い値を5%でも上回ればさっさと回収(キャッシュ化)してしまう。“利食い千人力”という言葉もあるだけに、これはこれで基本的に間違いとはいえないが、利が乗っている時こそ余裕を持つことが大事で、時間を味方につけるチャンスとなる。自分なりに十分利益を確保したと満足できるところまで資金を寝かしておけるかどうか、これが蛮勇ではない本当の勇気ともいえる。ところが実際は真逆で、人間の欲望は引かれ腰を強くし、利食い腰を弱い方向へと誘導してしまう。
まだ、上昇基調の株です、ここは辛抱少し待ちです。