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AGC(株)【5201】の掲示板 2021/02/25〜2021/05/26

AGC 2021年12月期 第1四半期業績(前年同期比)2021/05/07
売上高 3,936 億円 (+361億円)
営業利益 442 億円 (+219億円)
◼ 東南アジアにおける塩化ビニル樹脂、および建築用ガラスの販売価格上昇や、合成医農薬およびバイオ医薬品の受託件数増加により前年同期比で増収増益
◼ 戦略事業は順調に業績拡大
ガラス セグメント
        FY2020  FY2021  増減
売上高      1,693   1,806   + 112
建築用ガラス    801    891   + 90
自動車用ガラス   889    908   + 19
(セグメント間)   3 7
営業利益          ▲ 26 97 + 122 1Q
〔建築用ガラス〕
・ 日本を除く地域で出荷が堅調に推移
・ 欧州・南米を中心に販売価格が上昇
・ 欧州建築用ガラス製造設備における稼働率向上により製造原価が低減
〔自動車用ガラス〕
・ 中国を除く地域の自動車生産台数は前年同期を下回るものの、
中国での自動車生産台数が大幅に増加し、出荷が増加
(ご参考)欧州建築用ガラス需給の構造変化
◼ 西中欧板ガラスの需給バランスは均衡のとれていた2018年並みに回復
◼ 需給バランス改善に伴い、販売価格も良化
◼ 現時点で需要増を超える供給量の増加は見込まれておらず、事業環境は安定的
に推移
電子 セグメント
       FY2020   FY2021   増減
売上高      692    710    + 17
ディスプレイ   433    461    + 28
電子部材     238    230    ▲ 7
 (セグメント間) 22 19
営業利益 89 86 ▲ 3  1Q
〔ディスプレイ〕
・ 液晶用ガラス基板およびディスプレイ用特殊ガラスの出荷が増加
・ 液晶用ガラス基板の新規設備立ち上げにより、減価償却費が増加
〔電子部材〕
・ EUVマスクブランクス等の半導体関連製品および
 オプトエレクトロニクス用部材の出荷が増加
・ プリント基板材料は米中貿易摩擦の影響などにより出荷が減少
・ 半導体関連製品の新規設備立ち上げなどにより、減価償却費が増加
化学品 セグメント
              FY2020  FY2021   増減
売上高 1,142 1,373 + 231
クロールアルカリ・ウレタン  695    822   + 126
フッ素・スペシャリティ    283    269    ▲ 14
ライフサイエンス 160 279 + 119
 (セグメント間) 4 3
営業利益 151 255 + 104 1Q
〔クロールアルカリ・ウレタン〕
・ 東南アジアで塩化ビニル樹脂の販売価格が上昇
〔フッ素・スペシャリティ〕
・ 自動車向けフッ素関連製品の出荷は回復基調にあるものの、
航空機向けフッ素関連製品の出荷が低調
〔ライフサイエンス〕
・ 新型コロナウイルス関連の案件も加わり、合成医農薬および
バイオ医薬品の受託件数が増加
(ご参考)東南アジア クロールアルカリ事業
圧倒的な市場ポジションと強固なお客様基盤
・ 苛性ソーダ、塩化ビニル樹脂とも東南アジアで50%以上のシェアを確保
・ 1960年代にタイ、1980年代にインドネシアに進出しており、
確固とした販売 網と物流網を構築
・ 域内最大の生産能力と高い生産技術による安定供給でお客様の信頼獲得
市場構造の強み
・ 東南アジアの高い経済成長率を背景に、塩化ビニル樹脂の域内需要
は年率5%*成長
・ 苛性ソーダと塩素両方の製品販売力が必要なため、域内他社による
大型の電解設備増強計画なし
・ 原料(エチレン)価格上昇を塩化ビニル樹脂価格に反映できる市場
強み1
域内での競争優位性
・ 電解からPVCまでの一貫生産体制により蓄積してきたオペレーショ
ン技術による安定生産
・ インドネシア、タイ、ベトナムで域内最適生産が可能
・ タイの有力エチレンメーカーであるPTTGCとの連携を強化
強み3
中長期的に高い利益率を維持し、成長することが可能
各セグメントの事業の見通し
◎2021年 見通し
ガラス
(建築用ガラス)
・多くの地域で需要が回復し、出荷も回復
(自動車用ガラス)
・世界の自動車生産台数は半導体不足により、一時的な影響は懸念されるも、
 通年では前年を上回り、出荷は緩やかに回復
化学品
(クロールアルカリ・ウレタン)
・東南アジアの塩化ビニル樹脂は、堅調な需要が継続、苛性ソーダの需要は
緩やか  に回復
(フッ素・スペシャリティ)
・航空機向け出荷は低調に推移するも、自動車向け・半導体向けの需要が
 緩やかに回復
(ライフサイエンス)
・新型コロナウイルス用ワクチン開発関連の受託もあり、堅調に推移
電子
(ディスプレイ)
・液晶用ガラス基板は中国向けの出荷が増加、需給逼迫したため1Qの価格は上昇、2Q以降も
1Qと同様の需給状況が継続
・ディスプレイ用特殊ガラスはスマートフォン市場の回復により、出荷が増加
・液晶用ガラス基板の新規設備立ち上げにより、減価償却費が増加
(電子部材)
・EUVマスクブランクス等の半導体関連製品やオプトエレクトロニクス用部材の出荷は堅調に推移
・半導体関連製品の新規設備立ち上げなどにより、減価償却費が増加