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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2021/06/08〜2021/06/15

「T-817MA」の開発コンセプトと特徴
開発コンセプト アルツハイマー型認知症の進行を抑制する薬剤
特 徴 ・ 神経細胞死の抑制効果
・ 神経突起促進効果
・ 病態モデルでの効果
「T-817MA」を用いて行ったラットでの試験では、アミロイド-βを脳室内に注入して、神経細胞にダメージを与え認知機能障害になったラットに対し、本剤を 2.5 週間投与した結果、健康なラットと同程度の機能を維持し、進行抑制効果が確認されました。
また、別の試験では、アミロイド-βを 8 週間注入し、より重度の障害を持ったラットに対して、本剤を投与したところ、4 週間の投与で認知機能が健康なラットと同程度にまで回復し、その後、1週間休薬した後も薬剤の効果が持続したことから,機能回復効果が確認されました。

★アルツハイマー型認知症治療薬「T-817MA」の臨床第II相試験を欧州で開始
-軽度認知障害および軽度アルツハイマー型認知症を対象-2019年12月25日

富士フイルム株式会社
富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、この度、アルツハイマー型認知症(以下 AD)の治療薬「T-817MA」の臨床第II相試験を欧州で開始しましたのでお知らせいたします。本試験は、軽度認知障害(*1)および軽度ADを患った早期AD患者を対象としたものです。
ADは、記憶などの認知機能の異常を主症状とする疾患です。現在、線維化したアミロイドβの脳内沈着や、過剰にリン酸化したタウタンパク質(リン酸化タウ)の蓄積による異常凝集物の形成(神経原線維変化)、シナプス(*2)の減少、神経細胞死、脳の萎縮などの異常が、AD発症前から発生し、ADの進行に深く関わっていることが明らかになっています。なかでも、リン酸化タウの蓄積と認知機能の低下は、有意に相関することが報告されていることから、ADの進行にはリン酸化タウの蓄積が重要な役割を果たしていると考えられています。