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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2020/07/11〜2020/07/12

細胞内で、ウイルスを増殖させないというのが、アビガンの作用だ。
熱を抑えたり、ウイルスがなくなるのは、免疫の作用によるのだ。
つまり、アビガンは直接ウイルスをたたくのではなく、増殖を抑制する薬剤だ。
だから、熱と、ウイルスの排出とは、直接的にDATAには反映できない。
間接的なDATAを見ていることになる。
免疫力を通しての結果を見ていることになる。
だから、効果は、この方法では見えにくいのは当然だ。

効果は、悪化という指標で見るほうが、わかりやすい。
もちろん、悪化にも、免疫は関係する。

ウイルスは、まず初めに上皮細胞に侵入する。そしてそこで、増殖して、細胞を破壊して、組織内に侵入する。
この時期までに、薬剤を投与できる可能性はゼロに等しい。
問題は、この後だ。
この後、新型コロナウイルスは、線維芽細胞や、毛血管内皮細胞に侵入する能力を獲得したものと考えられる。ここが、病原性が高くなったところだ。
この時期以降、細胞破壊を強くする。
繊維芽細胞に侵入して、増殖破壊を繰り返して、さらに、血管内に侵入して、血管内皮細胞に侵入し、そこでも、増殖と細胞破壊を起こす。
アビガンは、この時期を阻止することが重要だ。
線維芽細胞や、血管内皮細胞内に侵入しても、そこで、ウイルスの増殖をブロックすることができれば、重症化を防ぐことが可能となるし、この疾患の最も重要な点で進行を防ぐことが可能となる。
だから、アビガンの効果で、もっとも重要な効果は、コロナウイルスによる結合織の炎症抑制と、血管内病変への進行の防止だ。
この時期までにアビガンを投与することができれば、それらの病変への進行を防ぐことが可能になる。
この時期を逃せば、病変は、サイトカインストームや、血管内凝固異常など、病態を変化させながら重篤化へと進む。
だからこそ、極早期のウイルスの増殖抑制が重要なのだ。
極早期に、アビガンを使うことによって、重症化させないことが、この疾患にとって、もっとも重要なことなのだ。
そうすれば、致死性の疾患ではなくなる。
パンデミックと恐れる必要はなくなる。
軽症者の熱や、治癒を早めることが、使用目的ではなく、
感染者のおよそ20%を占める重症化を防止することが、もっとも重要なことなのだ。
そのために、アビガンを使う必要があるのだ。
使う時期を間違えば、その効果は、見えにくい。
現状の使われ方では、一般医療機関で使うことができないので、極早期に使うことが難しい。
だから、その効果も、見えにくい。
アビガンの作用機序とウイルスの特徴を考えれば、いつ使うべきか、わかるはずだ。
それを考えずに使えば、アビガンの効果は見えにくい。
アビガンを使う人間の頭の問題もある。
効果が見えないと考える人間は、使い方を間違えている可能性が高い。
しっかりと考えて使わなければ、わかりにくい。
普通の抗生物質との使い方の違いだ。

使う人間の頭の問題だ。
60点では、むずかしい。