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ペプチドリーム(株)【4587】の掲示板 2016/05/25〜2016/06/02

みずほ証券セクターレポート【1】
バイオマンスリー(2016年6月号) [2016/5/31]

バイオセクターは足元で調整されており、いま銘柄の取捨選択を行うべき

【要約】
直近1ヶ月のバイオインデックスは1.7%の下落となり、同時期のマザーズ指数0.1%上昇を下回るなど、過熱感を指摘していた先月号から一転して調整局面となった。号外でコメントしたそーせいグループの急落や、アキュセラ・インク(以下、アキュセラ)のPhase2b/3試験失敗が要因となったとみている。バイオ企業は本来的に中長期目線でみるべき銘柄群だが、年初からの株価上昇には性急感があり、一旦調整局面を迎えている。今が正に、中長期視点での銘柄選別を進め、投資タイミングを見計らう時期であろう。
バイオセクターの調整局面がどの程度継続するかの判断は難しいが、みずほ証券は比較的早く上昇に転じる可能性が高いとみている。主な理由は、ペプチドリームやそーせいグループなどの大型のバイオ株からの良好なニュースが期待できるため。当初6月発表予定であったアキュセラの試験結果が5月に発表されたのは想定外だったが、ネガティブな影響はアキュセラのみに留まってセクター全体にはほとんど波及せず、これまでモメンタムに左右されてきたバイオセクターにおいて、投資家のバイオ企業を見る目が成熟してきていることを表していよう。

【株式投資へのインプリケーション】
個別銘柄としてはペプチドリーム(4587)、そーせいグループ(4565)の2社を引き続き注目する。アキュセラのネガティブ・サプライズがセクター全体には波及しなかったことで、皮肉にもバイオセクター全体のモメンタムの堅調さが明らかになった。バイオセクターはこれまでも個人投資家のモメンタムに左右される側面があったが、6月号ではバイオ各社の株価に影響する「実質的」な個人投資家比率の分析を試みており、あわせてご参考いただきたい。

[続く]