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ペプチドリーム(株)【4587】の掲示板 2019/10/04〜2019/10/12

東京大学発のバイオベンチャー、ペプチドリームと米製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)は、免疫の働きを改善してがん細胞を攻撃する抗体医薬として話題の「オプジーボ」をペプチドで置き換えようと共同研究中だ。オプジーボは点滴薬なので患者は通院する必要がある。ペプチドリームの金城聖文副社長は「ペプチドなら飲み薬になり、患者が家で治療できる」と話す。

がん細胞の表面にあるたんぱく質「PD-L1」が標的だ。ペプチドリームが開発した候補薬は抗体の数百分の1の大きさで、腸で吸収されがん細胞に届く。注射薬として第1相の臨床試験(治験)をすでに終え安全性などを確認済みだ。BMSが今後、注射薬と飲み薬のどちらで開発を進めるかを決める。

またオプジーボは重い肝機能障害や肺炎などの副作用が報告されている。ペプチドは体内で比較的短時間で分解される。「標的以外のたんぱく質には作用しにくく副作用を抑えられる」(金城副社長)点も魅力になるとみている。