ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

大幸薬品(株)【4574】の掲示板 2021/05/10〜2021/07/08


各位
大幸薬品株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:柴田高、以下、大幸薬品)は、 特許長期濃度保持型 二酸化塩素ガス溶存液(*1)が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の武漢 株及び変異2株(英国,ブラジル)を 99.99%以上不活化することを北里大学 大村智記念研究 所 感染制御研究センター(センター長 花木秀明)との共同研究成果として確認したことを お知らせします。
(*1) 本実験では、大幸薬品の特許長期濃度保持型二酸化塩素ガス溶存液 (製造後3年経過
の溶存液で二酸化塩素濃度が 154ppm(*2) )に、試験微生物である SARS-CoV-2 各種 (武漢株, イギリス型変異株, ブラジル型変異株) (*3)をそれぞれ加え、各所定時間(10 秒, 60 秒)作用 させた後に、二酸化塩素を中和させた後、SARS-CoV-2 感受性の培養細胞(TMPRSS2 発現 VeroE6 細胞(*4))に接種し、プラーク法(*5)を用いてウイルス感染価を算出しました(ウイルス液:二 酸化塩素ガス溶存液=1:19)。その結果、二酸化塩素ガス溶存液は 10 秒及び 60 秒の作用時 間により、変異株を含む供試した全ての SARS-CoV-2 を 99.99%以上不活化できることが確 認されました。
本供試したイギリス型変異株やブラジル型変異株は、感染・伝播性に影響があるとされる
特許長期濃度保持型 二酸化塩素ガス溶存液による 新型コロナウイルス(変異株含む)に対する不活化試験の結果について
N501Y(*6)や
(*6) (*7)
抗原性に影響を与える可能性がある E484K
(*7,8)。
既に別の研究で二酸化塩素が SARS-CoV-2 のスパイクたんぱく質に作用してヒトの ACE2 受容体との結合を阻害することも解明(*9)されており、本試験により、新型コロナウイルス への長期濃度保持型 二酸化塩素ガス溶存液の更なる有用性が実証されました。
1
の変異
が含まれている懸念され
る変異株 (Variant of Concern: VOC)でもあり、現在、N501Y 変異を持つ新型コロナウイル
スの感染が拡大しております

【表 1】 培養 3 日目検出のプラーク数より算定されたウイルス量
株名
ウイルス液 (pfu(*10)/25 μL)
コントロール (蒸留水) (pfu/25 μL)
特許長期濃度保持型 二酸化塩素ガス溶存液 (154ppm)
10 秒間処理後
ウイルス 不活化率
特許長期濃度保持型二 酸化塩素ガス溶存液 (154ppm)
60 秒間処理後
ウイルス 不活化率
武漢株 WK-521
1.2×106 1.0×106 0
≧99.99%
0
≧99.99%
イギリス型変異株 QHN001
8.0×105 7.0×105 0
≧99.99%
0
≧99.99%
ブラジル型変異株 TY7-501
1.0×106 9.0×105 0
≧99.99%
0
≧99.99%
《試験方法》 エッペンドルフチューブ(1.5 mL 容器)中の薬液 475 μL(二酸化塩素ガス溶存液又は蒸留水)にウイルス液 25 μL(0.8 〜1.2×106 pfu/25μL)を加え作用(10秒又は60秒)させる。本反応液50μLをとり、別のエッペンドルフチューブ(1.5mL容器) 中の二酸化塩素中和液 450 μL に加えて薬剤を中和後、細胞培養液(5.5 mL)に加え、それら 1mL ずつを TMPRSS2 発現 VeroE6 細胞に感作させ、プラーク法で評価を行った。