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NANO MRNA(株)【4571】の掲示板 〜2015/04/28

>>94419

バイオベンチャーの最大の泣き所は資金繰り、ナノキャリアの今期所要資金は年間で十数億円程度。
約10のパイプラインをもち、その一部を他社との連係を保ち資金手当てをしながら開発に向かっている。

現行法人税率は税前利益の30%程度、税前利益は経常利益に特別利益・損失を加算したものなので
一般的には経常利益が税前利益と見て良い。
今回の支援政策で研究開発費の総額を法人税の30%まで認めるという内容にした場合、
経常利益*30%*30%=経常利益の9%が研究開発費で支出でき、税控除可能となる。
これは大変な額だ。例えば中堅化学薬品の日本化薬、今期は経常160億円予想なので
年間14.4億円を研究開発投資に無税で振向け可能になる。
今期の武田、エーザイの経常利益は1550億、590億でその9%は140億、53億という膨大な額になる。(数字は新四季報から)
医薬、化粧品、化学分野だけでなく、商社、食品、医療機器(電気、精密)などの分野からも共同開発のオファーがあるかもしれない。
オファー企業側も、日銀の低利無制限融資をフル活用できる。
オファー企業が増えれば増えるほどパイプラインの価値が上昇し、大げさには娘1人に婿100人の環境が生じてもおかしくない。
甚だ手前勝手ながら、自民による創薬支援政策はこんな場を提供するのではと予想している。