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ネクセラファーマ(株)【4565】の掲示板 2022/07/22〜2022/07/28

東京慈恵会医科大学の近藤教授のグループは、コロナ後遺症の倦怠感やうつの症状を持つ研究用のマウスを初めて作ることに成功し、脳に起きている異常について調べました。  近藤教授によりますと、これまで新型コロナをそのまま感染させた動物は肺炎などの症状が強く現れ、短期間で死亡するなどコロナ後遺症の症状を持つ研究用の動物を作ることができていなかったということです。  倦怠感やうつの症状を持つマウスは、鼻の奥にあるにおいを検知する「嗅球」という脳の一部に損傷が見られたほか、脳全体にも炎症が起きていました。  この原因について研究を進めると、嗅球とつながる脳の組織では本来、「アセチルコリン」という脳内の炎症などを抑制する神経伝達物質が活発に作られますが、その活動が大幅に低下していることが分かったということです。  そこで、認知症の治療薬として使われている「ドネペジル」というアセチルコリンの濃度を高める薬をマウスに投与したところ、脳の炎症が改善し、倦怠感やうつの症状がなくなったとしています。