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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2024/05/12〜2024/05/16

インドの大手製薬会社のザイダス・グループ傘下のセンティンル社は、5月3日ニュースリリースで、アイガー社からハッチンソン・ギルフォード早老症症候群治療薬「ゾキンヴィ」を買収したことを発表しています。

ゾキンヴィは、米国食品医薬品局(FDA)によって承認された最初で唯一の治療法であり、ハッチンソン・ギルフォード早老症症候群(HGPS)および早老症ラミノパチー(PL)としても知られる、生後12か月以上の若者の早老症の原因と症状を標的としています。HGPSとPLは総称して早老症として知られており、若年患者の死亡率を加速させる、非常にまれで致命的な遺伝的早期老化疾患です。ゾキンヴィは、2020年の米国での承認に続き、欧州連合(EU)と英国(2022年)、日本(2024年1月)で承認を得ました。

ザイダス・ライフサイエンスのマネージング・ディレクターであるシャービル・パテル博士は、この買収について「この買収は、治療せずに放置すると壊滅的な結果をもたらす可能性のある希少疾病や希少疾病の医薬品ポートフォリオを拡大する上で重要なマイルストーンとなる。私たちは、患者さんがより健康で充実した生活を送れるようサポートすることに注力しています。ゾキンヴィの買収は、若い患者とその家族に有意義な影響を与えることが実証されているため、この使命を直接推進するものです。」と語っています。

センティンル社のマット・ヘック社長兼最高経営責任者(CEO)は「ニーズが満たされていない、または見過ごされがちな希少疾患患者の生活に具体的な影響を与える製品ポートフォリオにゾキンヴィが加わることを光栄に思う。われわれは、ゾキンヴィへのグローバルアクセスを提供することに固くコミットしており、早老症の影響を受けた患者とその家族にサービスを提供することを熱望している。」と、語っています。

アンジェスは5月8日、ゾキンヴィ事業の譲渡先が決定したことをIRで報告していますが、ゾキンヴィについては当面必要と想定される本製品数はすでに国内に入荷しているので、今年5月より販売する予定ですが、譲渡先の決定に伴いゾキンヴィに関して、センティンル社との交渉も含め必要な対応を取っていくとのことです。