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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2021/08/14

ファイザー社のワクチン「コミナティ」は1瓶に0.45ml入っています。投与にあたっては、1.8 mlの生理食塩水を加えて2.25mlにしたものを使用します。
接種が開始された当初は、注射器の構造もあって一人当たりに与える注射量は0.3mlですので、生理食塩水を加えた2.25mlの注射液からは6人分は使用可能なのですが、5回分しか取ることができませんでした。
しかし現在では、注射器も針がLOW DEAD SPACEに切り替わったこともあり、テルモの普通の注射器で、余裕を持って6回分の投与が可能となっています。実際に6回分の投与の後でも、0.2ml以上余るようになっています。

では、ファイザー社のワクチン「コミナティ」は1瓶に0.45ml入っているものを、1.8mlの生理食塩水と混ぜて、2.25mlの注射液としたので、「コミナティ」1瓶に生理食塩水を加えることによって投与量を5倍にしたものをワクチンとして投与しているのです。
したがって、生理食塩水を混ぜた注射液には「コミナティ」のワクチンが20%入っているので、一人当たりの投与量0.3mlには「コミナティ」ワクチンは0.06ml含まれるいます。

では、mlをグラムに換算するには、通常の気圧で、温度が摂氏4度程度の時は
<1mL=1cm³=1cc=1g=1000mg>の数式が成り立つので、生理食塩水を混ぜたファイザー社のワクチン0.3mlを1回接種を受けた場合、その中に含まれている「コミナティ」は0.06mlとなっているので、グラム数に換算すると0.06ml=60㎎となります。
つまり、ファイザー社のワクチンを1回接種した場合の「コミナティ」の摂取量は60㎎となるのです。

アンジェスのワクチンの有効性を高めるための高容量の臨床試験は、ファイザー社のワクチンと比較しても、第2/3相臨床試験で使用されたワクチンの用量2㎎は、デルタ株による感染拡大前の治験であるとしても小用量であることがわかります。

高用量での臨床試験は、接種方法として筋肉注射と皮内注射の二つがあります。
無針デバイスによる皮内投与を含めた高用量の臨床試験で、先行している海外ワクチンと比較しても遜色がない有効性が確認できれば、ICMRAでも承認されている「非劣性試験」に自信を持って進むことができるので成功を期待しています。