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東和薬品(株)【4553】の掲示板 2018/10/10〜2021/10/27

たしかに東和にしても沢井にしても、
過去のEPS成長率は素晴らしいと思います。

一方で、今後は毎年の薬価改定が行われる上、
国の目標であるジェネリック80%は、ほぼ達成されましたので、
今後のEPS成長は大幅に鈍化するものと思いますが、
それは、各社の競争力によって増減されると考えています。

ジェネリック医薬品の質的な面から各社を見て見ると、
沢井と東和については、製品の競争力アップに
相当な投資をしていることがわかります。

一例をあげれば、例えば日医工について、
ジェネリック医薬品の特徴を書いたページがありますが、
沢井や東和に比べて著しく見劣りする説明しかできておらず、
売上高営業率の面からも、今後、日医工や他の弱小ジェネリック会社は
競争から脱落していくものと予想しています。
そうなると、その分のシェアは、沢井や東和のチャンスになると思います。
※日医工については、例の製品回収の問題もあるため、
シェア拡大のチャンスだと思います。


また、ジェネリック医薬品各社は、
大幅な規模拡張投資が終わり、
これから投資資金の回収期にはいるものと考えています。
その場合、自社株買いや増配が想定されます。

具体的に数値を上げると
過去10年のFCFの合計は、

東和 -467億円
沢井 -547億円
日医工 -738億円

です。


上記、投資の中で、
沢井、東和ともに海外のジェネリック会社を買収していますが、
僕は、その買収は誤りだと思います。
どちらも非常に売上高利益率が低く、無駄に資金を浪費しただけだと思います。
そういう意味で、買収金額が少なかった東和の方が、
まだましだという風に考えています。
沢井と日医工については、会計をIFRSに移行しているのも気に入らないです。
(買収コストをごまかすための、不正直な会計手法だと思います。)

また、東和については、原薬の国内製造比率が他社に比べて高く、
中国リスクなどの影響が他社に比べて若干少ないのもあります。

しかし、沢井のほうが、各種経営指標が東和に比べて上回っており、
今後、両社の株価水準によっては、乗り換える可能性もあります。