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小野薬品工業(株)【4528】の掲示板 2018/05/11〜2018/05/25

【情報提供:小野薬品、「オプジーボ頼み」のジレンマ /日本経済新聞/記者の目/大阪経済部 宮住達朗】

★引用:2018/5/25 5:30 日本経済新聞/記者の目/大阪経済部 宮住達朗
⇒ ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO30924640U8A520C1000000/

 小野薬品工業の株価が安値圏を抜け出せない。虎の子のがん免疫薬「オプジーボ」は価格引き下げの悪材料をこなし、適用範囲の拡大への期待感から4月上旬までは上昇基調だった。そこへライバルの米製薬大手メルクが臨床試験(治験)で好結果を出したことで株価は急落。がん免疫療法は競合の参入も相次ぐ。小野薬品株がオプジーボに翻弄される状況は続きそうだ。

 「(4月初めの)株価の急激な下落はやや過剰な反応だ」。3カ月ぶりに株価が年初来安値を更新した4月17日、小野薬品の相良暁社長はこう述べた。前日に米メルクががん免疫薬「キイトルーダ」と抗がん剤との併用治療で肺がんに有効性が認められたと発表。抗がん剤のみの治療の場合に比べ生存率が5割程度高まり、がんの進行を遅らせる効果も高い結果で、市場ではオプジーボの販売にマイナスに働くとの見方が広がった。

 小野薬品と連合を組む米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)も米メルクと同じタイミングでオプジーボと「ヤーボイ」を併用した肺がん治療の治験結果を発表。既存の抗がん剤治療と比べ死亡リスクを大きく抑えられるとの結果だが、株価の押し上げ効果は限られる。市場では「安全性に大差はないが、効果は完全にメルクに軍配があがった」(国内大手証券アナリスト)との見方が多い。

【つづく】