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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2019/07/04〜2019/07/31
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>>439
「ノイルイミューン社との次世代CAR-Tガン
治療薬の共同開発」
昨日発表されたIR以外にも有望なIRが有ります。
現在のCAR-Tガン治療薬は血液ガンには高い効果
がある反面、ガンの9割を占める内臓にできた
固形ガンには効果が不十分な状況の為、武田薬品
は山口大学からのスタートアップベンチャーの
ノイルイミューン社(東京都)と提携し、同社の
有する活性物質「インターロイキン」「ケモカイ
ン」の技術(PAT-P)を活用した次世代CAR-T
治療薬の第1相臨床試験を2019年度中に開始する
といったIRがありました。
この2物質はCAR-T細胞とがん細胞を引き合わせ
易くさせる「応援団」の様な物質で、CAR-T細胞
に自動で産生する能力を付与し、固形ガンにまで
効果が発揮すると言われています。
こちらは更に対象となるガンの種類が増える事で、違う面からの普及やコストダウンにつながる
かと期待できる様に思われるます。
●2017-9月IR
https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2017/20170904_7828/
●2019-1月IR
https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2019/20190104-8035/
Mar****** 2019年7月17日 01:43
>>436
「高額CAR-Tガン治療薬のコストダウン」
1回の点滴で治療が完了する白血病の治療薬
「キムリア」が先日日本でも3,000万円を超える
薬価で承認され使われて始めていますが、今後
国の医療保険の高額療養費制度の負担になる
可能性がある為、薬価のコストダウンは急務と
言われていますね。
臓器移植と同様に、他人の免疫細胞であるT細胞
を使用した場合は、当然拒絶反応を起こすわけで、CAR-T治療薬が高価な理由は患者本人の
血液から取り出したT細胞を遺伝子改変させて
ガンを探知するアンテナである「CAR」をT細胞
に組み込んでガンの探知性、攻撃性を高めた上で
培養する「完全個人オーダーメイド」な点の様
です。
今回のIRは京都大学IPS研究所と武田薬品の
湘南アイパークで2015年から同時並行的に進め
られている各種共同研究「T-CIRA」の中の一つ
成果で、本当に将来に向けての明るい材料です
ね。
先日TVのある番組で山中教授が、あらゆる細胞
に分化するIPS細胞に着目し、他人のIPS細胞から
大量にCAR-T細胞を作り出すと同時に、技術的に
拒絶反応も起こさない様にする事も出来るように
なって来ていて、オーダーメイドの必要性が無く
なる事で、薬価を100万円以下に抑える事も可能
と仰っていました。
今回のIRでも「初のIPS由来のCAR-T細胞療法」
「IPS研が作成した再生医療用IPS細胞ストック
をクローン化して使用」と言う様な文言が有り
ますので、これが多分そうなのだと想像して
います。
更にIRにはIPS細胞から分化させた人の体細胞を
使用したと思われる非臨床の事前模擬試験でも、
抗腫瘍効果を発揮する事が確認されていると言う
様な事も書いてあるので、今後臨床に進んでから
もとても有望かも知れません。
今や、新生武田薬品は世界最大の米国医薬品市場
で64%の市場占有率を有する世界第1位の希少疾
患治療薬メーカーであると同時に、ガンの分野
でも最先端を走っているガン治療薬メーカーでも
有ります。
頑張れ新生武田薬品と京都大学!