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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2023/03/06〜2023/03/18

武田薬が新規取得の皮膚病経口薬、第2相試験で目標達成

武田薬品工業が新たに取得した乾癬(かんせん)治療の経口薬は、安全かつ有効であることが第2相試験で示された。

  武田の発表資料によると、「TAK-279」を投与された中等度から重度の尋常性乾癬患者は3カ月後、プラセボ(偽薬)投与の患者との比較で皮膚に著しい改善が見られた。最も高い用量を投与された患者の3分の1は、皮膚へのダメージが完全に消えたという。この試験結果は米皮膚病学会の年次会合で18日に発表された。

  世界の乾癬患者は1億2500万人余りで、尋常性乾癬は最も多いタイプ。かつての治療方法は局所軟膏(こう)や抗体注入が中心だったが、乾癬薬市場の規模は、ブリストル・マイヤーズスクイブの「ソーティクツ」やアムジェンの「オテズラ」など新薬の投入で拡大している。アライド・マーケット・リサーチによれば、2031年までに558億ドル(約7兆4200億円)に倍増すると予想されている。

  武田は先月、米ニンバス・セラピューティクスからTAK-279を40億ドルで取得。開発の進捗(しんちょく)状況に応じてマイルストーンとして20億ドルも支払う。

  武田の研究開発(R&D)担当プレジデント、アンドリュー・プランプ氏によると、同社は今年後半、2つの第3相試験で患者登録を見込んでいる。

原題:Takeda’s $4 Billion Psoriasis Drug Hits Goal in Mid-Stage Study(抜粋)