(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2020/04/04〜2020/04/07

政府は緊急事態宣言と同時に緊急経済対策を出した。108兆円とリーマンの時の2倍の規模ということだが、私が注目していたのは真水の規模。

新型コロナ禍で、人々の活動が急低下して、イベント業や小売商店など日ゼニが入ってこない人も多く、稼ぎの減った分を穴埋めする現ナマが必要だ。そこをちゃんとカバーできるのかは、真水の規模が重要と思う。
緊急事態宣言でGDPがどれくらいダメージを受けるのか試算してみた。対象になった7都府県のGDP合計は、日本の47％。宣言期間中のGDPは40~50％減とすると、宣言によるダメージは約10兆円。7都府県は日本経済の中枢なので、これが全国的に影響するため倍化し、宣言だけで20兆円の穴があく。宣言期間だけでなく、3月からの経済停滞、5月以降の低迷の尾を引く部分も加えておおよそ40兆円のダメージと試算していた。

今回の緊急経済対策では真水が39兆円という報道がある。それならば、合格点だ。
しかも、緊急事態宣言は経済活動を止めないようにとの意図で緩いものになった。これなら、ダメージは40兆円より小さいかもしれないので、逆にカネが余るなんてことになるかも。
ただし、規制が緩いので、コロナ感染が長引く心配もある。