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掲示板で紹介されていた長内教授の論説(JDI再建計画の本末転倒、有機ELと心中してどうするか)を拝見しました。

この方は、基本的に、有機EL技術に対して懐疑的なのだ・・・と感じました。

①デザイン面(四隅の額縁部分が少なく、フレキシブルな形状を作れる点)は、JDIのフルアクティブ液晶技術でも対応できる。

※この理屈は、この掲示板の多くの賢者が、以前から語られていました。

②液晶に比べて、温度変化に弱い・相対的に輝度が低い・寿命や焼き付きなどの課題が残されている。

③フレキシブルな形状には、ガラスベースではなく、フィルムベースの基板が使用されるため、その生産ラインの投資が不可欠となる。

※但し、これはJDIのフルアクティブ液晶も同じ。

④現状は、生産上の歩留まりが悪く、製造コストが高くなってしまう。

※長内氏は、「高コストと高付加価値をごっちゃにしている」と表現。


今回、東入来社長が、『有機ELにシフトする』と明言された事に、ネガティブに反応された様ですが、それ自体は、昨年12月の計750億円の投資内容で分かっていたのでは?

※450億円は、JOLEDの印刷方式OLED開発費・300億円は、JDIの蒸着方式OLED開発費。

ちなみに、今回の論説の中では、JOLEDの中型狙いの印刷方式OLEDに対する言及はされていません・・・。


少し話が逸れますが、アップルがiphone8にサムスンの有機ELディスプレイを採用したのは、自社開発した指紋認証システムを(本当は)搭載したかったのでは?

今年3月の投稿の中で、iphone Maniaの記事(今年の3/4付)を紹介させてもらったのですが、その中で、『iphone8に指紋認証システムが搭載されるのでは?』との予想コメントがされていました。

ちなみに長内氏は、今回の論説の中で、その指紋認証システムを搭載するには、従来の液晶パネルではダメで、有機ELパネルの使用が条件になると明記されています。

※アップルとしては、新しい機種を世に送り出す大きなテーマのひとつに、『新しい生活スタイルの提供』があると考えているのですが、iphone(携帯電話)にアップル独自の指紋認証システムを搭載する事で、その戦略を企画しているのでは?

(次回投稿に続く)

  • >>1006

    (すみません、前投稿の続きです)

    あと、今年の2/15の急落は、アップルが有機ELパネルを、サムスンに1.6憶枚発注したと云う情報からでしたが、実際は、2016年春に1億枚の契約がされていて、残り0.6億枚は追加発注でした。

    つまり、かなり早い段階(アップルが白山工場に前受金の形で多額の投資を実施されて、工場建設が進行している最中~)で有機ELパネルの採用が決まっていた事になります。

    ※今から思えば、この悪材料を掴んでいた筋?がJDI株を売り込んでいたのかもしれません・・・。
    ⇒ 昨年8月の138円までの下落~

    そういう意味では、長内氏が、「アップルの製品サイクルに間に合うようにJDIがパネルの開発、製造ができなかったことが一番の問題であるが。」と記述されていますが、これが白山工場の生産ラインを指すのであれば、真相は、ちょっと違うのでは?と感じています。


    そして、昨年12月に突然、スマホ向けの蒸着方式OLEDの開発(フレキシブルOLED)の話が出たのは、主要顧客であるアップルからの要請なのでは?と推察します。

    ※ちなみに、今回の再建計画の中で、『石川工場の有機EL試作ライン廃止⇒茂原工場の有機EL試作機能を一本化』を謳っていますが、実は、今年5/10の決算説明の中で、『フレキシブルOLEDは、茂原G6ラインでの生産展開に向けて準備中』とコメント済みです。


    PS~JOLEDの印刷方式OLEDと、JDIが試作中の、蒸着方式の高精細OLED(Advanced-SBS技術)が、長内教授の有機ELに対するネガティブイメージを覆すものになる事を願います。


    (長文、失礼しました)