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(株)ヘリオス【4593】の掲示板 2015/07/05〜2015/07/15

皆様お待たせしました。今度はラジオですか、あの手この手でメディア露出していますね。私は地味に掲示板で啓蒙活動です笑

確定事項
①2020年まで毎年赤字(2020年以降黒字とはいっていない)。RPEシートが製品化されるまでは年間売上高1億円未満、年間営業赤字十数億の染料販売業者です。
②RPEシート移植はAMDの根本的な治療にならないどころか、従来の治療法すら上回っていない。
③他家細胞由来のRPE移植の治験を2年以内を目標に行う(2年以内に必ず行うとは言っていない)。
④時価総額約500億円。他のバイオベンチャーと呼ばれる会社と売上高、時価総額などを比較すると面白いかもしれません。

予測事項
①90日間のロックアップ解除後、社長など大株主の株売り抜けの可能性。特に社長は過半数まで余裕があり、売却可能株式数が非常に多い。
②MSCBなど既存株主を犠牲にしたエクイティファイナンスの可能性。ここは上場直前に公募条件の大幅引き下げ(1550円以上1000万株→1200円600万株)した経緯があり、予定調達資金の半分も確保できていません。そのため現在の研究開発費水準を継続すると2020年どころかそれ以前に手元資金が枯渇します。遠くない将来、資金調達が必要となります。

不確定事項
①他家細胞由来RPEシートの製品化。そもそも製品化できるか決まっていません。治験もまだ行えておらず、他家細胞由来のRPEシート移植は1例目の治験を二年以内を目標にするとのことです。実際に移植後、拒絶反応がでないかや、うまく生着するのかなど、眼科医として興味は尽きません。
②製品化されても売れるのか?従来の治療法と比較して上回る効果が期待できないものがそもそも売れるのでしょうか?その上リスクは格段に高く、コストも比較できない金額になると思われます。1000万円程度を目標にしているとのことです。ちなみに生体肝移植の手術保険点数は約150万円くらいです。私は眼科医として患者さんにそんな治療は勧めることはできません。

私は幸運なことに眼科医であったため、この会社の事業内容の危険性に気づくことができました。同じ医者であっても眼科医でなかったり、眼科の経験が浅かったら、皆様と同じようにここの事業は凄いことやっているんだなあくらいにしか思えなかったと思います。
参考にしていただければ幸いです。