投稿一覧に戻る (株)ペルセウスプロテオミクス【4882】の掲示板 2023/08/30〜2023/09/19 1734 sei***** 2023年9月20日 02:52 >>1732 PPMX-T002 PPMX-T002は、がん細胞表面に存在するカドヘリン3(CDH3)を標的とします。CDH3はLSBMが実施したトランスクリプトーム解析により、主な正常臓器において発現量が少ない一方、各種がんでは多量に発現している標的として見出されました。当社はハイブリドーマ法によって取得した抗CDH3抗体をキメラ化し、放射性同位体(RI)を標識した化合物として富士フイルム株式会社に導出しました。富士フイルムグループでは、副作用を抑えつつがん細胞を効果的に攻撃する抗がん剤として、固形がんを対象疾患とした臨床試験を米国で進めていますが、放射性医薬品事業の譲渡に伴い、現在進行中の臨床試験終了後、それ以降の開発を終了します。当社は本抗体の実施権の返還を受け、標識するRIをさらに有効性の高いものに変更した新たなRI抗体医薬品として、開発を進めております。 PPMX-T003 PPMX-T003は、トランスフェリン受容体(TfR)を標的とします。TfRは、鉄を結合したトランスフェリンを細胞内に取り込むために、細胞膜上に発現しています。細胞の生存には細胞内への鉄の取り込みが必須であり、増殖が盛んながん細胞で極めて多数のTfRが発現していることが広く知られています。このため、鉄の取り込みを阻害することで、がん細胞内の鉄を枯渇させ、がん細胞を死滅させる試みが古くから行われてきましたが、臨床で使用可能な抗体は未だ見出されておりません。当社がファージディスプレイ法により取得した完全ヒト抗体PPMX-T003は、その極めて高い鉄取り込み阻害能により、効果的にがん細胞を死滅させます。現在、血液がんの一種である真性多血症治療薬としての第I相試験を国内で実施している他、希少疾患であるANKLの医師主導第I/II相試験が開始されております。被験者登録後、投与が行われる予定です。 PPMX-T004 PPMX-T004は、PPMX-T002と同じCDH3を標的とし、薬剤を標識したADC(Antibody Drug Conjugate)です。富士フイルム株式会社に導出しましたが、2022年3月の同社の放射性医薬品事業の譲渡に伴い、本抗体の実施権も当社に返還されました。現在、標識する薬剤を変更し、新たなADCとして開発を進めております。 そう思う8 そう思わない1 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
sei***** 2023年9月20日 02:52
>>1732
PPMX-T002
PPMX-T002は、がん細胞表面に存在するカドヘリン3(CDH3)を標的とします。CDH3はLSBMが実施したトランスクリプトーム解析により、主な正常臓器において発現量が少ない一方、各種がんでは多量に発現している標的として見出されました。当社はハイブリドーマ法によって取得した抗CDH3抗体をキメラ化し、放射性同位体(RI)を標識した化合物として富士フイルム株式会社に導出しました。富士フイルムグループでは、副作用を抑えつつがん細胞を効果的に攻撃する抗がん剤として、固形がんを対象疾患とした臨床試験を米国で進めていますが、放射性医薬品事業の譲渡に伴い、現在進行中の臨床試験終了後、それ以降の開発を終了します。当社は本抗体の実施権の返還を受け、標識するRIをさらに有効性の高いものに変更した新たなRI抗体医薬品として、開発を進めております。
PPMX-T003
PPMX-T003は、トランスフェリン受容体(TfR)を標的とします。TfRは、鉄を結合したトランスフェリンを細胞内に取り込むために、細胞膜上に発現しています。細胞の生存には細胞内への鉄の取り込みが必須であり、増殖が盛んながん細胞で極めて多数のTfRが発現していることが広く知られています。このため、鉄の取り込みを阻害することで、がん細胞内の鉄を枯渇させ、がん細胞を死滅させる試みが古くから行われてきましたが、臨床で使用可能な抗体は未だ見出されておりません。当社がファージディスプレイ法により取得した完全ヒト抗体PPMX-T003は、その極めて高い鉄取り込み阻害能により、効果的にがん細胞を死滅させます。現在、血液がんの一種である真性多血症治療薬としての第I相試験を国内で実施している他、希少疾患であるANKLの医師主導第I/II相試験が開始されております。被験者登録後、投与が行われる予定です。
PPMX-T004
PPMX-T004は、PPMX-T002と同じCDH3を標的とし、薬剤を標識したADC(Antibody Drug Conjugate)です。富士フイルム株式会社に導出しましたが、2022年3月の同社の放射性医薬品事業の譲渡に伴い、本抗体の実施権も当社に返還されました。現在、標識する薬剤を変更し、新たなADCとして開発を進めております。