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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2018/05/26〜2018/05/27

ブライトパスはITK-1という前世代のワクチンにこだわらず、数年先に導出してお金になるプロジェクトを重視して欲しいと思います。実際、ブライトパスの説明会での内容は、富士フイルムとの契約破棄も織り込んだ内容でした。

ITK-1を使って治験対象者を絞っての新たな第二相や第三相に関し、富士フイルムが金と時間があってやるとすればそれは富士フイルムの都合だと思いますし、ブライトパスの手を離れた問題です。研究協力金で治験をブライトパスを進めるとすればそれを否定しませんが、その結果が出てもITK-1の申請・承認にたどり着けるのは5年以上先(8年くらい先??)です。実際には富士フイルムにはそんな余裕はないように思います。

掲示板でのやりとりは、世界のがん免疫療法の大きな流れと最近のトレンドを完全に無視しているのが残念です。
世界的にも競争が激しい分野である免疫チェックポイント阻害剤とがんペプチド抗体の併用になるGRN-1201第二相のサイモン二段階法での第一段階の結果 (約半分の症例数で全体90症例の大まかな方向性が予測できます) が出るのが来年というのでその直後での導出を目指し、さらに免疫調整系の抗体医薬の前臨床段階での2,3年中の導出を目指すというのはブライトパスとして正しい経営判断だと思います。そのための資金も手当できているなら、その結果を待ちましょう。
もちろん、iPS-TやiPS-NKTの治験開始も大事ですし、決算説明会でも話があったさらなる細胞療法のパイプラインの獲得を目指すことも、ブライトパスの企業価値を増し、その先の収益の種を増やすことになるでしょう。

ブライトパスは現状はラクオリアの5年前のような段階ですから、花が開くまではまだまだ悪路が続き、忍耐が必要だと思います。株価もこのレベルで反転するとは思えません。来週や来月に何か結果が出るのを期待するのは間違いだと思います。当然、花開くまで何回か増資もあるでしょう。それに耐えられる余剰資金を寝かせて待てる人だけが5年先、10年先の大きな利益が得られるでしょう。