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(株)NexTone【7094】の掲示板 2023/10/16〜2023/11/30

>>29

下記について、これはあくまでも憶測の域を超えないのですが、2つの大きな目的があると考えています。

ひとつはコンテンツディストリビューション部門の強化です。
実は日本の音楽業界では大手メジャーレーベルに匹敵する(会社別のストリーミングの再生数で業界3位)非上場の某コンテンツディストリビューターがありまして、ほとんどのインディーズレーベルがそこのサービスを使っている状況なんです。決算説明書にあった競合サービスというのがそれです。ネット上ですべてワンストップで音楽を流通させることのできることがこのサービス使いやすさ、分かりやすさなのですが、NexToneがそこと本当の意味で競合となるには、大量のエンジニアの存在は必要不可欠です。ただし音楽ビジネスに精通したエンジニアの数なんて限られている。それを解決できる方法としてレコチョクの吸収は十分に意味のあることだと考えます。

もうひとつは元々レコチョクが果たすべきであった、日本産の強力な音楽ストリーミングサービスの開発です。現在国内においてストリーミングはApple Musicがほぼ寡占状態ですが、Apple Musicのレコメンド機能というのは少しクセみたいなものがありまして、新しい音楽に出会うには優秀なサービスではないんですよね。収益のことを考えてもインディーズアーティストは得てして割を食いやすい。日本の音楽業界の独自性を考えた時に、もっとフィットできるサービスというのは、十分に考える余地のあるものだと思います。もしそういったことを考えているのだとしたら、やはりこちらも大量のエンジニアが必要になることは言わずもがなです。

最初に申し上げた通り、あくまで想像の域を出ない話ではありますが、自分にもし大量のエンジニアを自由に配置できる権限があるとすれば、確実にそこに投入するけどなぁ、、、という感じです。

>eggsの概念とレコチョクからかき集めた技術者を使ってこういうこともしていくのかは気になるとこですねー。

  • >>56

    明快で納得感のある説明、すばらしいです。

    1点目に関して、
    >ほとんどのインディーズレーベルがそこのサービスを使っている状況
    ここでのディストリビューター選択はアーティストではなくてレーベル単位/レーベル主導なんですか?当方まったくの素人なのですが、著作権管理と同じようにアーティストごと/楽曲ごとにディストリビューターを設定しているようなイメージでおりました。

    レーベル所属がない個人アーティストに対するLabel as a Serviseみたいな観点では、現時点での勢いやプロダクト品質(とその奥の開発力/センスなど)でもはやTuneCoreには敵わないと感じていますが、他方のインディーズ領域でレーベル単位での営業獲得である程度まとめてシェアを奪っていけるとなれば、国内企業として競争力が持てる部分もあるのかなと想像します。