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日本郵船(株)【9101】の掲示板 2024/04/18〜2024/05/08

海運株が後場に騰勢を強める場面があった。正午発表の商船三井<9104.T>の今3月期業績予想は経常減益・減配ながら、配当性向30%を維持した。また、コンテナ船部門の利益は前期比微増に転じる見通しが示された。

<コンテナ船利益は微増見通す>

 商船三井の今期の連結経常利益の計画は2300億円(前期比11%減)と市場予想( 約2440億円)を下回った。ばら積み船部門が落ち込む方向。また、為替も1ドル=140.8円と前期(平均143.4円)からやや円高を想定した。

 年間配当の予想は180円とした。前期の220円から40円減るものの、一定の還元を継続する。また、前期の配当は1月時点の予想と比べ20円上積みした。

 海運会社の収益を2021年3月期、22年3月期にかけて大きく押し上げたコンテナ船事業は、暴騰した運賃がすでに正常化している。このため、前期の商船三井の部門利益は前々期比92%減にとどまった。一方、スポット運賃は足元で底堅く推移しており、今期は前期比7%増の550億円を見込んでいる。

<川崎汽が分割後高値>

 商船三井の株価は後場に一時前週末比3.7%高の4889円を付け、前場の高値を上抜いた。日本郵船<9101.T>も4464円(6.2%高)まで買われているほか、川崎汽船<9107.T>も分割後高値を更新している。

 郵船は5月8日、川崎汽は5月7日にそれぞれ前期決算と今期の業績予想を発表する見通しだ。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:ウエルスアドバイザー社 (2024-04-30 12:51)