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(株)みずほフィナンシャルグループ【8411】の掲示板 2021/09/23〜2021/09/25

予想レンジ:上限30800-下限30000円

来週の日経平均は堅調か。長らく黙していた中国政府による伝達を受けて、当局も問題の深刻化を望んでいないとの思惑が高まり、中国恒大の債務問題を巡る懸念はひとまず後退した。ただ、23日期日のドル建て社債利払いの行方が依然不透明であるほか、今後も断続的に支払い期限が来るため、リスクは残る。それでも、今回の一件は中国国内の問題に過ぎずシステミックリスクには至らないとの大勢の見方は維持され、目先は神経質ながらも買いが優勢の展開となりそうだ。

FOMCも短期的な波乱になり得ることを懸念していたが、結果的には杞憂に終わった。パウエルFRB議長は記者会見で、11月にもテーパリングを開始し、来年半ばまでにそのプロセスを完了させる可能性を示唆。同時に公表された政策金利見通しでは、参加者18人のうち9人が22年の利上げを見込んでいることが示され、6月時点の7人から増加した。比較的タカ派色が強いとの印象だったが、相場はポジティブに反応した。

また、米10年国債利回りが7月半ば以来およそ2カ月半ぶりに1.4%台へと上昇してきた一方、期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレークイーブン・インフレ率は横ばいで、市場はFRBのインフレへの対応を評価している様子。長期金利の水準も3月に付けた1.78%と比較すれば依然低く、上昇ペースが緩やかであれば相場の波乱要因とはならないだろう。

一方、自民党総裁選の投開票が29日に迫ってきているなか、その行方が混迷している。しかし、誰が総裁になるにしても、衆議院議員選挙に向けての党勢拡大を目的に積極的な経済対策が打たれる可能性は高く、こうした期待が相場を下支えしよう。海外投資家には改革色の強い河野太郎氏を好んでいる向きが多いとみられ、仮に河野氏以外の候補に確定した場合の相場反応は気になるが、上述した背景から大きな波乱になるとは考えにくい。むしろ、衆院選の投開票日に向けた株高アノマリーなども意識され、上値を試す展開が期待できそうだ。

1700円超えてほしいですね。😀