(株)みずほフィナンシャルグループ【8411】の掲示板 2019/07/17〜2019/07/21
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>>995
> →対韓国輸出管理:「横流し先は中国か」を統計から読み解く --- 五十嵐 哲也
中国にはサムスン西安(NAND)、SKハイニックス無錫(DRAM)、インテル大連(NAND)等の半導体製造工場があり、韓国ほどではないが多くの半導体を生産している。中国の統計でフッ化水素酸は電子部品用とその他に分かれており、韓国からの輸入に関しては電子部品用が95%を占めている。また税関管轄区域は、サムスン西安のある陝西省が69%、SKハイニックス無錫のある江蘇省が29%で、合計98%を占めている。明らかにサムスン西安工場、SKハイニックス無錫工場のための輸入である。また、台湾からの輸入に関しては、インテル大連のある遼寧省が49%を占めている。
この統計からわかるように、中国は日本よりも韓国、台湾からフッ化水素酸を輸入している。重要なことは、中国・台湾にはそれなりに、高純度(と称している)フッ化水素酸製造工場があることだ。逆に、韓国に中国へ輸出できるほどの高純度のフッ化水素酸製造工場があるのかどうか。まあ、韓国にあるのであれば、ここまで韓国が慌てることはないとは思う。私は中国についてはそれなりに調べられるが、韓国の半導体業界自体についてそこまで詳しくはなく、識者の見解をお伺いしたいところだ。
中国は台湾からフッ化水素酸を上記期間月平均305t輸入しているが、日本から台湾への輸出量は86tである。少なくとも台湾は、中国へ横流しできるほどの数量を日本から輸入していない。逆に韓国は、中国に輸出する上記期間月平均328tより、遥かに多くのフッ化水素酸を輸入している。それだけ横流しの余地はあると言える。
以上の分析により、サムスンとSKハイニックス(敢えて韓国とは言わない)が中国の自社工場へ横流しをしている蓋然性は、極めて高いと言える。さてここからが本題である。
もし日本の韓国向け輸出を中国に横流ししていたと確定した場合、単純に韓国だけの問題ではすまなくなる。つまり、サムスン西安、SKハイニックス無錫は今後韓国からの横流し品が使えなくなるのであるから、どうやって調達するか、ということだ。
横流し先であったのだから、日本から中国向けに正規の輸出手続きを踏んでも、エンドユーザーがサムスン西安、SKハイニックス無錫であった場合、恐らく許可されないであろう。
だって♪( ´θ`)ノ
multitude 2019年7月21日 19:54
五十嵐さんがこの記事で調べてくださったおかげで韓国が日本のフッ化水素を中国に横流ししてることについてはほぼ裏が取れた。
→対韓国輸出管理:「横流し先は中国か」を統計から読み解く --- 五十嵐 哲也
だって♪( ´θ`)ノ