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任天堂(株)【7974】の掲示板 2018/11/30〜2018/12/03

スイッチの発売開始から約一年半が過ぎた。この間に任天堂の開発力の高さが確認できた。ゼルダ、マリカ8、スプラ、マリデなどをはじめ、ほぼ全ての任天堂のソフトがジワ売れしている。これは大きいことだ。すなわちスイッチの累計販売台数が伸びると、これらのソフトはさらにジワ売れすると言うことだ。しかもそれに新作のソフトの売り上げが次々と加わる。

任天堂のこれまでの問題は、そのジワ売れの好循環が、ハードの更新で途切れてしまい、新しいハードに変わると、賽の河原の石積みのようにまた始めから積み直しだった。

しかしこれからは石積みは壊れない。なぜならスイッチのOSは下位互換を維持しながら長く継続され、さらにハード基盤も同一アーキテクチャでの継続更新が約束されているからだ。少なくともこれから20年間は基礎環境の一貫性が保たれる。しかしこんなことは前提条件に過ぎない。大切なことは、この安定した基礎環境の上で発揮され大きく開花する任天堂開発力の高さの方にある。


そう断言できる根拠の一つが、アマゾンのユーザー評価の数字の高さだ。任天堂のソフトの多くは四つ星以上を獲得している。この四つ星とは、投稿者の多くが満点の五つ星をつけていると言うことだ。五人のうちの四人は満点をつけていて、顧客満足度が高いと言うこと、彼らにとっては神ゲーと言うことだ。そして五つ星をつけた利用者がジワ売れを支えている。

これから何年かして、スイッチの累計販売台数が一億台を突破し、その時にジワ売れするソフトが40本ほど揃い、四年サイクルで更新してされているとすると、毎年のソフト売り上げは凄いことになる。


コンピュータの性能はだいたい飽和状態になりつつある。スマホの機能の向上を見ているとよくわかる。改良の余地はもうあまりない。これからはコンピュータは安定した標準環境を提供するコモディテーになる。スイッチ環境は外観はあまり変更されず、内部は小刻みに改良されながら段階的に完成度を高めてゆく。スマホの進歩と同じようなスタイルだ。

2億台を目指すスイッチ環境の上での本当の主役はソフトになる。そしてソフトと言えば開発力の高さが確認できた任天堂だ。