ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)スリー・ディー・マトリックス【7777】の掲示板 2020/09/07〜2020/09/22

>>944

2021年4月期第一四半期決算短信

ここの一文、特に→の部分は何度読んでも奥が深く3DMの課題が凝縮されているように感じます。そして霧が晴れました。

「なお、〔研究開発の状況〕に記載のとおり、2020年7月に日本国内における止血材の製造販売承認を取得してお ります。一方で、2020年7月16日に開示しました「扶桑薬品工業株式会社からの契約解除通知受領に関するお知ら せ」の通り、日本における自己組織化ペプチド(RADA16)を用いた吸収性局所止血材の独占販売権許諾契約の契約解 除通知を扶桑薬品工業株式会社より受領しておりますので、

→これを受けて当社としましては、日本国内における新しい販売パートナーを早期に獲得すべく活動を進めてまいります。

また、扶桑薬品工業株式会社が契約解除通知事由とする特許に関する表明保証違反等につきましては、2020年7月31日に提出しました当社第16期有価証券報告書第2「事業の状況」2「事業等のリスク」に記載のとおり、

ARCH Therapeutics, Inc.社が、止血材を用途とする一部の自己組織化ペプチド(主に当社も用いているRADA16配列)に関する特許について、MITから独占的実施権の許諾を受けており、当社の専用実施権との間で調整が必要となる可能性があります。
MITのライセンス方針は技術の広がりを目的としており、MITはライセンシー同士の争いは好まないため、当社は、 かかる調整の必要が生じた場合には、MITから何等かの支援が得られるものと従前理解しており、現在もそのとおり 理解しておりますが、今般、かかる調整をMIT自ら行うことについて書面で確約することに消極的な姿勢が示される ようになったことから、

→その必要が生じた場合には、当社としましてはかかる調整を自ら進めてまいります。

→また、現在開発中の次世代止血材(TDM-623)はRADA16とは異なるペプチド配列を用いており、粘膜隆起材 (TDM-644)は配列及び用途が異なることから今後の開発及びその後の販売活動への影響は無いものと考えております」

  • >>948

    今回の問題が7月にいきなり発生した等ということが絶対にありえないというのはヒロさんもご承知のことでしょう。

    おそらくはかなり前からくすぶり続けていた事でしょうし、個人的には、交渉の行方がある程度見えてきたところで、あの扶桑からの契約中止通告 IR があったものと考えております。

    ヒロさんのご情報にありました、「扶桑薬品工業との関係は決して悪くない」という社長の言葉や、「粘膜下注入材の販売は扶桑薬品のまま」という事実から考えても、そう考える方が今回の事態が分かり易くなると思います。

    落としどころとしては、「止血材の販売からは扶桑薬品は手を引く」「止血材に関する一時金は消滅」「ただし、支払い済み一時金の全額返還は求めない」あたりではないでしょうか。

    今回の問題で 3-D Matrix のイメージが大きく傷ついたことは否定できませんが、「転んでもただでは起きない」のが今の経営陣です。このピンチを逆にチャンスに変える方策を、岡田社長はじめ経営陣が立てていると期待しています。