ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)セルシード【7776】の掲示板 2019/05/22〜2019/08/26

今回の特許は培養皿の部分だと思います。
兎に角実用化に向けて頑張ってもらいたい。

東京慈恵会医科大学の小島博己教授らは鼻の粘膜から取った細胞をシート状に加工し、治りにくい中耳炎に使う再生医療の臨床研究を2017年度から始める。鼓膜の癒着などが起きた重症患者に細胞シートを移植して再発を防ぎ、聴力を改善させる。耳と鼻の粘膜は性質が似ているため、シートが定着しやすく患者の負担も少ないという。早期の実用化を目指す。

中耳は鼓膜の振動を内耳に伝える。炎症を繰り返して鼓膜が癒着したり腫れ物ができたりすると聴力が悪くなる。臨床研究では炎症が起きた患部を手術で取り除いた後、細胞シートを移植して中耳の粘膜を再生させる。

シートは聖マリアンナ医科大学にも提供し、2施設で患者計10人に実施する予定。富士フイルムホールディングス(HD)子会社のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)とも協力する。患部を取り除くだけの従来法は、中耳の粘膜が再生しにくく聴力が改善しない例もあった。

慈恵医大が14年から単独で実施した臨床研究では20~60代の男女5人に細胞シートを移植。病気の再発は見られず聴力も測った4人で改善した。今回は実用を視野に、細胞シートは短期間で安く安全に作れるように製造方法などを工夫した。