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曙ブレーキ工業(株)【7238】の掲示板 2020/10/01〜2020/11/12

>>263

※日本の市場関係者の見方なので、参考程度に

7割が「バイデン氏に有利」 トランプ氏感染で緊急調査、4割が株高予想
最終更新 2020/10/6

新型コロナウイルスに感染して治療中だったトランプ米大統領が日本時間10月6日朝(現地時間5日夕)、退院した。米大統領選まで1カ月のタイミングでの現職大統領の感染に市場は驚きに包まれた。日経QUICKニュース(NQN)が実施した緊急アンケート調査で、7割の市場関係者が民主党候補のバイデン前副大統領に「プラスに作用する」と答えた。当面は株高になるとの見方がやや優勢だった。

■トランプ氏に逆風

アンケートは5日午後から6日朝にかけて実施した。株式、外国為替、債券市場の参加者とエコノミストが対象で、回答者数は39人。

トランプ氏の入院がバイデン氏にプラスに働くとの回答は7割に達した。「トランプ大統領の身内や側近の間でクラスター(感染者集団)が発生したことで、これまでのコロナ対応の甘さが印象付けられた」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作氏)との評価が広がっている。

トランプ氏は対面での選挙戦に軸足を置いてきたが、本人の感染によって難しくなったとの指摘も多く聞かれた。一方、米議会と調整が難航してきた失業給付など追加の景気刺激策を巡っては「大統領選前の成立の可能性が低下した」(ソニーフィナンシャルホールディングスの渡辺浩志氏)との見方もあり、この点もトランプ氏に逆風となりそうだ。

一方でトランプ氏が自身の感染を逆手に取り、プラスに持ち込むとの読みもある。「『コロナを克服した』強い大統領というイメージ戦略を打つことができるだろう」(三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉氏)。浮動票が少ないため「トランプ氏が回復すれば支持者はより強く支持するかもしれないが、バイデン氏の支持者が切り替えるとは考えにくい」(岡三アセットマネジメントの宮地徹郎氏)として影響がないとの声もあった。

■株高の期待

2021年1月の大統領就任までの日経平均株価の値動きは、4割超が上昇すると回答した。下落としたのは3割超だった。10%以上の大幅上昇になると答えた三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏は「大統領選後は新政権に対する期待から『年末年始高』となるアノマリー(経験則)がある」と指摘する。大統領選への警戒心は高く、イベント通過後に株高との期待は広がる。

法人税増税や環境政策などバイデン氏が掲げる政策が企業にとってコスト増になるとの見方は根強い。今回の調査でも指摘が相次ぎ、株安のシナリオを掲げる参加者も少なくない。

ただ、膠着中の景気刺激策では米民主党が掲げる予算規模が米共和党をしのいでいることからも、伝統的に「大きな政府」を志向する民主党の政策は景気を下支えする方向にあるとの考えもある。「どちらが勝ってもコロナ対応のための大規模な財政出動や金融緩和路線は変わらない」(水戸証券の酒井一氏)との声も出始めている。

■回答者一覧(敬称略)

藤戸則弘(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、菊池真(ミョウジョウ・アセット・マネジメント)、宮地徹郎(岡三アセットマネジメント)、三井郁男(藍沢証券)、佐久間康郎(リブラ・インベストメンツ)、柳谷俊郎(あおぞら投信)、池田隆政(GCIアセットマネジメント)、武田淳(伊藤忠経済研究所)、南武志(農林中金総合研究所)、小林真一郎(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、松元浩(ピクテ投信投資顧問)、渡辺浩志(ソニーフィナンシャルホールディングス)、武富龍太(りそな銀行)、諸我晃(あおぞら銀行)、植野大作(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、今泉光雄(大和証券)、斎藤裕司(クレディ・アグリコル銀行)、上田真理人(FXプライムbyGMO)、武市佳史(マネーパートナーズ)、深谷幸司(オフィスFUKAYAコンサルティング)、佐野一彦(東海東京証券)、宅森昭吉(三井住友DSアセットマネジメント)、広木隆(マネックス証券)、窪田朋一郎(松井証券)、松本史雄(岡三証券)、嶌峰義清(第一生命経済研究所)、酒井一(水戸証券)、武内浩二(みずほ総合研究所)、上野剛志(ニッセイ基礎研究所)、ほか10人が回答