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三菱自動車(株)【7211】の掲示板 2016/06/17〜2016/06/20

 三菱自動車で発覚した燃費不正問題の代償はやはり大きかった。三菱自は17日、軽自動車4車種など燃費データの改竄(かいざん)があった車種への補償額が低く見積もっても約650億円になるとの見通しを発表した。さらに、これとは別にエコカー減税の追加納付や不正で軽生産が止まった部品メーカーへの賠償なども必要になる。補償総額は最低でも1千億円に上り、経営にも大きな打撃を与えそうだ。(今井裕治)

 「一連の問題でお客さまに大変なご迷惑をかけた」

 17日、ガソリン代の差額などに不正のおわび代を上乗せした賠償金を支払うことを明らかにした。

 ユーザー補償は、これにとどまらない。国が独自に進める燃費測定の結果次第ではエコカー減税の国への返納分が増える恐れもある。野村証券では、ガソリン代やエコカー減税などのユーザー補償額は最大で1040億円に膨らむ可能性があると試算している。

 ユーザー以外の補償も膨らみそうだ。不正発覚で軽自動車の生産が止まっており、下請け部品会社への損失補償が必要となる。三菱自が軽を供給する日産自動車では、不正の発覚後、販売店で軽を売れず、その分の補償もかさむ見通しだ。

 三菱自の28年3月末の現預金は約4600億円あるが、補償が雪だるま式に膨らめば財務状況の悪化は必至。しかもリコール隠し問題から立ち直りつつあったブランドは燃費不正で再び失墜し、客離れにも歯止めがかからない。益子会長は会見で「二度と不正を起こさないよう再発防止に取り組む」と言い切った。その言葉通りに体質を変えられなければ、ブランド再生は到底見込めない。