ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

大黒屋ホールディングス(株)【6993】の掲示板 〜2015/04/27

76468

もかパッパ 強く買いたい 2013年9月24日 19:59

約100年続いた森電機は昨今の受注減少、環境悪化等により数年来赤字が続き、事業継続そのものに問題がある会社でした。
そのため、平成14年より事業再生部門を立ち上げ、平成21年にSBO(投資会社)の株式を全株取得し子会社しました。
今回のデイワンダーランド買収も100%子会社のSBOを通じて行われています。
このSBOはもともとデイワンダーランド社の38.65%を保有していたため、AGCはSBO買収と同時にデイワンダーランド社の持分法適用会社となりました。
そして、そのデイワンダーランド社の完全子会社が「大黒屋」になります。
AGCからすれば、形の上では「ひ孫会社」になりますが、今回の株式公開買い付けによりAGCは「大黒屋」を完全子会社化することになります。
デイワンダーランド社の売り上げ利益は売上げが152億円、経常利益約9億2千万円です。
つまり、今回の買収によって、売り上げ4億の倒産寸前の会社が、売上152億円の優良企業へ一夜にして変貌を遂げようとしているのです。
ご存知のように大黒屋は中古ブランド品売買で年々売り上げを増やし、9年間で売り上げが3倍になった会社です。
同事業を担う大黒屋では、中古ブランド品売買事業が急速に拡大したことから、個人店舗的経営から適正な企業経営への転換を進めている途上であり、
また、今後大黒屋の更なる事業拡大のためには、高所得者の急増を背景としてマーケットが急速に拡大すると見込まれている中国及びアジアの市場への進出戦略とその為の資金を調達する財務戦略の策定が急務となっております。
この事実を胡散臭いと思う方もいらっしゃると思いますいが、AGCにしてもデイワンダーランド社にしても、有価証券報告書をきちんと提出している会社で、AGCは今回の買収は「不適切な合併には当たらない」と自信を持っています。
通常このような下克上買収はあまり見られませんが、AGCがSBOを買収できた時から今回の買収は準備に入っていました。
AGCにとって幸運だったのは、デイワンダーランド社が大黒屋を買収したことが、「上場廃止基準」に抵触し上場廃止され、この会社の筆頭株主の株式会社サクラダからの打診があったことです。
簡単に今回の流れを表すと以下のような流れになります。

① 森電機の本業の経営が悪化
② 事業再生部門立ち上げ
③ サクラダからの要請でSBOを完全買収
④ SBOはデイワンダーランド社の38.65%を保有していた
⑤ デイワンダーランド社は大黒屋を買収したが、それが元で上場廃止
⑥ この時点でデイワンダーランド社はAGCの持分適用会社
⑦ 大黒屋を含めデイワンダーランドを完全子会社化するために公開買付け開始
⑧ デイワンダーランド社買収完了予定←今このあたり
⑨ 売り上げ4億の会社が突然152億の優良企業へと変身予定

すでに、デイワンダーランド社の21%を保有する個人株主と株売却の約束を取り付けているため、
現状公開買付けによって完全子会社になることへの障害はほとんありません。
そのため、今回の買収はスムースに完了するものと見られています。
経験上、本来ならば寄ること自体が不思議はTOBなんですけど、なぜか寄ってますww
くれぐれもPTSでの安売りは控えた方がいいと思います。

http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNZO5993284019092013DT0000

詳しくは以下のIRで
http://www.moridenki-mfg.com/ir/data/20130919.pdf