ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)村田製作所【6981】の掲示板 2017/11/28〜2018/01/19

>>361

電子デバイス新聞の「村田製作所が挑む『メトロサーク』という難所」という記事からの引用ですね。
http://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=2464
村田側の説明に沿った記事です。個人的には、ここに書いてあることが事実なら、喜ばしい限りです。

アップル製品のリーク情報をよく流す、KGI証券のアナリストのミンチー・クオ氏(下記は一例)によると、
https://www.macrumors.com/2017/11/25/kgi-iphone-x-production-improved/
①iPhone Xの生産が回復したのは、Career(台湾のFPCメーカー)がLTEアンテナ用LCP基板を増産したからで、
②iPhone Xでは20~25%を供給しているが、2018年モデルでは45~50%の受注シェアを達成する予定
という情報も伝えられていました。クオ氏はこの件ではCareer側の情報を丸のみしていたということでしょうか?

【今回の記事が事実なら】
上記の①は事実ではなく、②のシェアは当初からのアップルの内示で、実際にはCareerがその要求に応えられず、村田が予定を上回る注文を受けた。村田はその受注をこなすために急きょ設備を大型化してロットサイズを大きくして対応しょうとしたが、そのことが原因で歩留まりが悪化した。しかし、歩留まりの改善に成功し、現在はiPhone Xの生産回復に寄与している。

来年のモデルではX以外もLTEアンテナの基板がLCPとなり、4x4 MIMOに対応するために2個搭載するので、一段と需要が急増する。アップル側としても、当然、1社供給は避けたいので、従来からのアンテナメーカーの米Amphenolに「このままだと、完全に失注するよ」と伝えて、台湾のFCPメーカーのCareerと組ませて、アップルが資金援助までして開発を急いだが、間に合わなかった、というわけですね。

(続く)

  • >>378

    (続き)
    そもそも、何で、アンテナの基板がポリイミド(PI)から液晶ポリマー(LCP)系に変わるかというと、LCPの方が伝送損失が小さいからです。簡単に言えば、電池の持ちがよくなる。これまでは、製造が難しくて、コストが高いので、使えなかったけど、アップルにしてみれば「有機ELで電池の減りが早くなるし、多少高くても、村田ができるって言うなら、思い切って使ってみるか」という感じだったんでしょう。

    しかも、配線基板は高周波になるほど、伝送損失が大きくなるため、高周波を使う次世代の5GではLCP基板の需要が急増するはずです。村田は、そういう時代の要請に応えるために、材料メーカーまで買収して、長年培ってきた薄膜を重ねて形成する技術を応用し、メトロサークを世に出したのです!

    今後、メトロサークは、アップル以外のスマホやスマートウォッチなどでも、広く採用されるようになるでしょう!莫大な需要拡大が見込めます。