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京セラ(株)【6971】の掲示板 2023/09/17〜2024/03/26

企業が取引先との関係維持などで保有する「持ち合い株」を減らす動きが、歴史的な株高を下支えしている。日本企業の経営の透明性が高まることで海外投資家の見方が改善し、1989年のバブル経済期につけた最高値の更新を後押しした形だ。
 持ち合い株とは、経営に口を出さない安定株主の確保や買収への防衛などのため、企業同士で互いに株を持ち合うことを指し、片方の企業だけが株を持つ場合と合わせて「政策保有株」と呼ばれる。戦後、旧財閥系の企業グループが買収対策や結束を強めようと始めたとされ、今も日本特有の商慣習として残っている。
 バブル期までは株価の上昇による含み益をもたらす面もあったが、90年代初頭のバブル崩壊による株価の暴落で企業側が手放す動きが広がった。政策保有株が市場全体の時価総額に占める割合「株式持ち合い比率」を計算している野村資本市場研究所によると、景気が持ちこたえていた90年度は50・5%だったが、2004年度には2割を切るまで低下した。
(毎日新聞投稿記事)