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ウシオ電機(株)【6925】の掲示板 2015/04/28〜2020/04/24

澤藤電機が、岐阜大学との共同発明で騰がっていますが、特許出願を見るとウシオ電機、澤藤電機、岐阜大学の共同出願です。(特願2015-30508)
 特許出願時の請求項は、以下のとおり。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
窒素酸化物から硝酸を製造する硝酸製造工程と、
硝酸を還元してアンモニアを製造するアンモニア製造工程と、
アンモニアを分解して水素を製造する水素製造工程と、を含むエネルギー貯蔵輸送方法であって、
前記硝酸製造工程は、窒素酸化物と水と酸素とを含む被処理ガスに175nmよりも短い波長の紫外線を含む光を照射することを特徴とするエネルギー貯蔵輸送方法。

【請求項2】
前記アンモニア製造工程は、
硝酸水溶液と水酸化チタンとを供給して混合液とする原料供給工程と、
水酸化チタンの還元作用によって硝酸からアンモニアを製造する還元工程と、を備えており、
アンモニアガス、液化アンモニア、またはアンモニア水から選択される一以上の物質を製造することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵輸送方法。
 平成28年10月24日付けの拒絶理由通知が、請求項1は特許性なし、請求項2は特許性ありという判断を示していたため、平成28年11月29日付けの意見書・補正書で、請求項1を諦めて、請求項2を残しましたから、特許査定されるでしょう。

 すなわち、この発明に特許性があるのは、請求項1ではなく、請求項2の「アンモニア製造工程」です。
 そうであるならば、この請求項2は、ウシオ電機と岐阜大学の2者の共同出願(特願2015-30508、発明の名称「アンモニア製造方法およびアンモニア製造装置」)に近いのではないでしょうか?特願2015-30508は、平成29年3月7日に特許査定されており、今週特許公報が発行されると思われます。

 ちなみに、特願2015-030507(発明の名称「硝酸製造方法および硝酸製造装置」)も、ウシオ電機と岐阜大学の2者の共同出願です。

 さらに、特願2013-129562(発明の名称「水素生成方法および水素生成装置」)も、ウシオ電機と岐阜大学の2者の共同出願です。 

 これらの技術は、ウシオ電機の業績に好影響を与える可能性があるので、引き続き注視しています。