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(株)日本マイクロニクス【6871】の掲示板 〜2015/04/27

まず、今年に入り株価が急騰したものの、その後一転して急落した日本マイクロニクス(6871)です。日本マイクロニクスの株価は今年2月25日に13,870円の高値をつけましたがそこから大きく下落し、5月1日には2,787円の安値をつけました。わずか2か月で高値から80%も下がってしまったのです。

では、信用残高の推移をみてみましょう。株価が動意づいたのは昨年11月中旬ですが、その際に信用買い残高がそれまでの2倍以上に膨らみ、その後も信用買い残高は増加傾向を続けていました。

このことから、高値掴みしてしまった個人投資家が株価下落局面でナンピン買いを繰り返したり、高値からの下落率からみて近々株価が反発すると考えた投資家の逆張り買いが生じた結果、株価下落に伴い信用買い残高も増加していったと判断できます。このような、「株価下落」+「信用買い残高増加」というパターンが、需給悪化の典型例です。

なお、日本マイクロニクス株は5月下旬以降株価が大きく反発していますが、信用買い残高は5月16日をピークに減少に転じています。6月13日時点ではピーク時より31%減少しています。実需の現物買いにより、信用買いの返済による売り圧力が吸収されている可能性があります。

信用買い残高が高水準だからといって、株価の大幅な上昇が全く期待できないわけではありません。大量の現物買いなど、実需の発生により信用買い残高の整理が進めば、株価は大きく上昇することもあります。信用残高の推移には目を離せません。