ザインエレクトロニクス(株)【6769】の掲示板 2015/08/07〜2015/08/21

ザインは技術志向のファブレス企業ですが以前は値動きの癖が悪く、ときに研究開発費等も嵩み確か下方修正も多かった気がします。
TV用途等で他の液晶TV関連企業同様業績低迷に苦しむも現状は本来の高い技術力生かしてようやく上昇気流に乗った感がある。
遊技機用途もやっているので株価はその分ディスカウント水準と見る。

低迷したTV用も今注力の車載用も、より高精細のニーズに技術力で対応しており今後はより高いバリュエーションをもって評価されるのでは?
次世代インターフェイスV-by-One®HS (SerDes)の用途分野である車載リアビューカメラは昨今は日本車でも普及が進んでいるがクルマの最大市場の米国では2018年より義務化予定。

画像精細化の流れについては4Kについで8Kについて技術開発を進めているらしいが(四季報に記載あり)、現在4Kではまだ映像鑑賞等エンターテインメントの用途メインだが、8Kとなると映像が実視のように立体に見えるらしく、その用途は医療向け(難度の高い外科手術、さらには遠隔医療も視野)、産業用途(例えばこれは私見ですがトンネル、橋梁等の社会インフラの監視メンテナンス)等、さらに幅広くなって来ると思う。

さらに来週開催のZMPフォーラムでは新技術を発表予定。
朝も投稿しましたがこれはザイン独自の視点変換アルゴリズムにより低コスト化と高速描画を実現し、システムに必要なメモリー容量を従来の１/４から１/３程度へと抜本的に削減するとともに、撮像から描画への遅延時間の削減が可能。
またこのような技術は車載機器以外にもドローン用途等にも広く適用可能。
(参照)http://www.thine.co.jp/news_details/id=985

今春にはZMP上場観測に絡めてアートスパーク、ネクス等が物色された経緯があるがそのいづれも思惑先行で業績が伴わずその後低迷しているが、ここは足元業績が非常に好調。

※個人の感想です