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(株)タムラ製作所【6768】の掲示板 2021/10/14〜2021/10/20
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>>219
ご教示ありがとうございます。
酸化ガリウムウエハにP層をドーピングして、
pn接合の半導体を実用化できれば、ノーベル賞級の成果ですね。
タムラの将来は、楽しみが多くて素晴らしい。
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>>219
ご教示ありがとうございます。
酸化ガリウムウエハにP層をドーピングして、
pn接合の半導体を実用化できれば、ノーベル賞級の成果ですね。
タムラの将来は、楽しみが多くて素晴らしい。
war***** 2021年10月15日 19:42
>>207
酸化ガリウムのウェハーは柔らかい、SiCのウェハーは硬いです。硬さは、加工をむずかしくするだけでなく、ウェハーのサイズの大きさを制限します。大きなサイズのウェハーをつくれるということが、SiCに対する酸化ガリウムの優位点である、と考えます。
ウェハーの厚さは均一でないといけません。しかし大きくすると、厚さを均一にするのがむずかしくなります。インテルが450mmのシリコンウェハーで失敗したのはそのためだと思います。現実に、300mmのシリコンウェハーでさえ、高品質な研磨剤に依存しています。研磨剤の品質が今以上に良くなっても、200mmや300mmのSiCウェハーをつくるのはたぶん無理です。しかし酸化ガリウムであれば、可能であると考えられます。
消費電力や発熱の点でも、酸化ガリウムを使えばSiCを使うよりよいものがつくれるでしょう。ただノベルが製造するβ相酸化ガリウムウェハーは、P層がありません。ウェハーを製造した後、P層をドーピングすることは可能で、そうなると見ていたのですが、シリコンで製造したLSIとのパッケージングが現実的であるというのが、大方の予想になっているように思います。
他方、バイポーラトランジスタだけの回路でよければ、N層だけのLSIがつくれます。現在、トヨタとタムラが共同技術開発しています。トヨタが、HVやEVで使用する電源を4kHz以上の高周波電源にしたいと考えているようなら、N層だけの酸化ガリウム半導体があり得ます。ただし、それで冷却装置を不要にできるかどうかがわかりません。冷却装置を不要にできないようなら、N層だけの酸化ガリウム半導体で高周波電源を製造する場面はおそらくない、と考えます。