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アンリツ(株)【6754】の掲示板 2020/11/01〜2020/11/11

昨日の株式新聞より

アンリツ、受注ばん回

 株価調整を挟んだ計測器のアンリツ(6754)は、今3月期下期の受注拡大が期待される。今期第2四半期(7~9月)の業況を不安視する売りも一巡したとみられ、中期投資妙味が拡大した。

短期調整で妙味増す


 10月末に発表した7~9月決算は、連結営業利益が前年同期比2割増の47億円に拡大した一方、市場が注目する計測器部門の受注高が同4%減にとどまり、前四半期比では24%減と急ブレーキがかかった。

 7~9月は中国の通信機器大手ファーウェイに対する米国の輸出規制に絡み、半導体やスマートフォンメーカーが前四半期に前倒しで調達を加速した反動に加え、新型コロナウイルスも受注に逆風になったとみられる。アンリツの株価は11月初めに2180円と、10月の高値(2572円)から15%安の水準まで調整した。

来春発表の中計も注目
 ただ、米国、中国における5G関連の潜在需要は依然大きく、自動運転や遠隔医療の普及に欠かせない特性の国際仕様(リリース16)に関連する開発案件も、来年1~3月(今期第4四半期)ごろから立ち上がる公算。また、来春には新たな中期計画を発表する。

 株価は直近の下落で2200円どころの底を確認したとみる。目先はもみ合いが続く可能性があるが、より長い視点では上値期待が膨らむ。「バイデン新政権」の対中政策も注目だ。

(写真:123RF)