富士通(株)【6702】の掲示板 2023/04/11〜2023/05/10

ここ数年、富士通が不祥事を頻発させている原因の一端として、当社が掲げる極端な(真当な経営者から見ると無謀とも思える)利益追求が挙げられるだろう。
日経BP社の専門誌を永らく愛読しているが、紙面を通して富士通の役員などが語るところを総合すれば、システム請負における従来の多重請負構造を破壊し、末端の請負企業群を富士通社内に取り込み、従来の末端価格(即ち、極端な低賃金)でシステムを開発させ、利益率を一気に急上昇させるというものだ。

同一の社内で天と地の開きがある賃金制度が必要になる。そのために富士通が導入したのが、ジョブ型雇用である。

富士通による公共サービスや官公庁システムにおける、度重なる不祥事は、多重下請け解体による低賃金での自社開発、およびそれを賃金や人事面で正当化するための仕組みである、ジョブ型雇用の導入が密接に関連している。

悪魔のような経営陣であり、大航海時代の奴隷商人のようでもある。

記事を読んで思ったことは、この会社、本業の会社を発展させるための経営研究や施策、研究開発には、全く興味がなく、如何に既得権益者との繋がりを作るか、如何に人を騙して低賃金で奴隷労働をさせるか、ということにしか関心がない経営人の集まりだと確信するに至った。

このような銭ゲバが経営層に就くと、弱者を崩壊させ、使い捨てにするだけでは済まない。国民を甘く見ていると、大きなしっぺ返しが必ずある。