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オンキヨーホームエンターテイメント(株)【6628】の掲示板 2021/07/30

【オンキヨー 製品ここがいい!】20年以上のベストセラー、本格オールインワンコンポFRシリーズを歴史から解説します

こんにちは、オンキヨーチャンネルです。技術部のkazukiです。よろしくお願いいたします。

今回はいくつかご要望もいただいていたFRシリーズの紹介をしていきたいと思います。オンキヨーの製品群の中でも特にオンキヨーらしさが設計に反映されているんじゃないかなと思います。こちらには代表品番として最新であり現行のX-NFR7FXを持ってまいりました。オンキヨーのミニシリーズは非常に歴史が長く、欧米に比べて比較的小さな音楽試聴環境の日本の住居にマッチした製品として皆様に愛されてきました。オーディオ製品、特にですね、AVレシーバーなどの大型の製品は、ニーズが大きな欧米などに向けて企画され、日本市場に対してはそれの調整をするという形になってしまうことがどうしても多いです。それに対して、こういったミニコンなどは日本のニーズを汲んで設計された製品で、それが皆様のミニコンに対する親しみ深いイメージにも繋がっているんじゃないでしょうか。

それでは製品の紹介をしていきます。まず簡単にFRシリーズの歴史を紹介しまして、その後に本製品の簡単な特徴を述べたいと思います。オンキヨーのミニコンといえば、他にCRシリーズやINTECなどがあると思うのですが、それぞれ特色が異なるため、それらも機会があったら紹介したいと思います。ですけども、中でもFRはエントリーながらもオンキヨーの音のこだわりが随所に散りばめられたお買い得なモデルになっているものです。シリーズの歴史は古くですね、1998年に初代FRがFR-S1という製品名で発売されました。デザインコンセプトは、当時好評を博していたINTECシリーズを踏襲し、CD・MD一体型ミニコンポとして、今後20年続くFRシリーズの地盤を作った記念碑的なモデルです。ちなみにこちらのFR-S1、スピーカー部にはD-V5という名前がついています。オンキヨーでは、伝統的にDの何々という製品名のスピーカーがあるのですが、こちらのDには由来があったりします。さかのぼることさらに10年以上前にですね、それまでオンキヨーはパルプ系の素材の振動板を採用していました。ですが、ポリプロピレン素材には適度な内部損失があり、これが固有音を低減し音質の向上に寄与することを発見しました。そしてですね、オンキヨーはポリプロピレン、PP系ですね、の素材を使用し、デルタオレフィンと名付けた振動板を開発しました。有名どころだと、D-7などに採用されています。スピーカーの設定に必要なパラメーター内部損失は「タンジェントデルタ」と表します。このデルタがデルタオレフィンと呼ばれる振動板の名前の由来であり、頭文字のDは今度数十年と受け継がれていくオンキヨーのスピーカーの製品名である頭文字のDの何々の製品名の起源となったわけですね。その後必ずしもオンキヨーの振動板にはPP素材を使用しているわけじゃないですけども、こちらのDという名前は、オンキヨーのスピーカー振動板は常に内部損失に着目され、設計開発が行われていたという証でもあります。

➡ そろそろ倒産かな?????
オンキヨーの社員さん、マジでかわいそう。