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(株)テラプローブ【6627】の掲示板 2021/06/24〜2021/07/10

私は企業分析専門で、チャートとかテクニカル分析は全く分かりませんし、興味もありません。

今後中期的に業績が右肩上がりで、低PERであれば、いずれ株価は適正に評価されると思っており、企業分析のみに特化しております。

7月6日から集中的に投稿しておりますが、今回は第5回目です。

同社の売上、収益構造につき分析してみます。
2020年12月期の連結決算は下記の通りでした。
売上:183億円、純利益2.3億円

一方、単体決算は下記の通りでした。
売上:47億円、純損失▲3.8億円

従って、連結と単体の差額は連結子会社となります。
連結子会社はテラパワーとテラプローブ会津です。その合計は下記の通りです。
売上:136億円、純利益6.1億円

これをテラパワーと会津に分解すると下記の通りです。
テラパワー:売上127億円、純利益7.2億円
会津:売上8億円、純損失▲1.1億円

整理すると結果は下記の通りです。
テラプルーブ単体:売上47億円、純損失▲3.8億円
会津:売上8億円、純損失:▲1.1億円。
テラパワー:売上127億円、純利益8.4億円

テラプルーブ単体の主要拠点は本社と九州事業所と思われます。
会津はもともと富士通会津で上記のとおり売上も少なく、赤字であり今期で事業を終了します。

以上の結果わかることは、テラプルーブ単体は会津の事業終了等の合理化を図り、早期に黒字化することが求められます。

一方、テラパワーは業績の牽引拠点であり、台湾でのウエハテストの業容拡大並びに中国への進出(蘇州)が期待されます。

2020年10月にテラパワーはPTIが行っていたウエハテスト事業を譲り受けました。
譲り受けた売上金額は約14億円程度であり(売上の11%相当)、かつPTIの顧客であったため、新規顧客のすそ野が拡大したと思われます。
今期、この売上がフル寄与しますので、テラパワーの業績拡大が楽しみです。