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(株)キトー【6409】の掲示板 2019/08/15〜2022/03/31

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中国向け売上比率の高い世界企業 成長鈍化で2割減益
半導体関連や空運、貿易摩擦響く 4~6月
1787文字
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売上高に占める中国向けの比率が高い企業の利益の落ち込みが目立つ。中国向け比率が1割以上ある世界企業の2019年4~6月期の純利益合計は前年同期比で約2割減り、全体(5%減)より減益率が大きい。少子高齢化が進む中国の経済成長が鈍化している影響を受けている。米国と中国の貿易摩擦で物の取引は停滞しており、今後も利益面で不透明な状況が続きそうだ。
QUICK・ファクトセットのデータを使って、主要なグローバル企業2万1089社(金融含む)の19年4~6月期の純利益を調べた。全体の純利益は8875億ドル(約95兆円)で前年同期に比べて5%減った。
売上高の国別の比率(一部はファクトセットによる推計を含む)を用いて、中国向けの売上比率が10%以上の企業(中国企業を除く2049社)の純利益を集計したところ、減益率は19%に達した。
中国はリーマン危機直後の4兆元(約60兆円)におよぶ景気対策で地方政府が作った借金が重荷となっているうえ、農村の余剰労働力が尽き、賃金が急上昇している。産児制限で出生数を抑え働き手の割合をかさ上げする「人口ボーナス」効果も薄れ、18年の新車販売が28年ぶりに前年比でマイナスとなった。