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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2020/09/27〜2020/10/02

>>309

>藤田医大の治験 両群共 アビガン投与しているだろう。 有意差出ないの当たり前。
アホ医大!!!

いや、早期投与組、5日後投与組に分けたが、
早期投与組の方が成績が良かった
効かないのであれば差など出ない  効くので差が出た
ただ人数が少ないので統計処理をすると効いてないことにされてしまったと言うあほな話です

  • >>311


    >>藤田医大の治験 両群共 アビガン投与しているだろう。 有意差出ないの当たり前。
    >アホ医大!!!
    >

     まず、藤田さんがされたのは「治験」ではありませんよ。「観察研究」というものです。観察研究と治験は、全く異なるモノです。また、藤田さんの研究で有意差が出ないのは両群にアビガン出したからではありませんよ。この研究は投与期間をずらした2群を比較しているので、そもそもアビガンが効くか効かないか?を調べてるわけではないのです。どちらが早くウイルスの消失に至るか?ということに差はなかった、というだけ。それ以上でもそれ以下でもありません。
     治験では、アビガン飲んだ群と飲まなかった群で、アビガンの有無以外の条件を揃えます(平均年齢や持病など)。例えばアビガン飲んだ群の平均年齢が80歳、飲まなかった群が40歳ならば、アビガン飲んだ群の方が死亡率が上がってしまうことは容易に想像できますよね。そうゆうアビガン以外の因子の影響を無くすようにデザインするのが「治験」です。
     一方、藤田さんがされた「観察研究」は、研究という名の「治療」です。未承認のアビガンを患者に出すにはそのような形を取らざるを得なかったのです。だからこそ、アビガン以外にもオルベスコやフサンなど様々な薬を併用しています。「治療」ですから、みんなにちゃんとした治療をしてあげたいのは当たり前。これでは「アビガン」が効いてるのかどうかなんて分かるはずもありませんよ。彼らのデータは一生懸命治療にあたった現場の足跡なんです。アビガン使った人に重大な副作用がなかったこと、有意差は出せなかったが、少しマシなようだ、と分かっただけで十分な収穫だった、と分かる人には分かってますよ。

    あと、もう一点。素人さん(マスコミも含めて)は、有意差が出ない=効かない、と思い込みがちですが、それは間違いです。一般的にp < 0.05をもって有意差あり、とします。これは100回のうち95回は成功するのは効いているが、100回のうち90回成功しても、効いているかどうかわからない、と言うことを意味します。なんか釈然としませんよね?そうゆうものなのです。有意差がない=効いているのかわからない=効いてないわけではない。のです。この統計上の落とし穴はNatureという世界的な科学雑誌でも、「統計的に有意差がない=有効でない」は間違いである、と最近指摘されています。物事にはこの様に奥行きがあるモノなのです。表面だけ見て、あほあほ言わない方が良いと思います。