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キッズウェル・バイオ(株)【4584】の掲示板 2016/12/09〜2017/02/27

会計・税務に従事しているものです。今回の決算を私見で分析させていただきますと
3ヶ月の業績推移
決算期 売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 売上営業損益率 発表日
15.10-12 184 -348 -340 -340 -135.9 -189.1 16/02/03
16.01-03 185 -356 -346 -347 -133.6 -192.4 16/05/12
16.04-06 325 -301 -325 -371 -89.5 -92.6 16/08/05
16.07-09 165 -430 -432 -432 -50.0 -260.6 16/11/04
16.10-12 215 -205 -187 -188 -21.4 -95.3 17/02/03
過去5年間の四半期ごとの推移をみると、売上が伸びていることがよくわかります。16.4-6はたぶん何かの契約金
が入ったため、金額が特に大きいと思われますが、それ以外で見ると伸びています。
また決算短信より
前期 売上高9億7569万円で売上総利益5億5899万円 利益率57.3%
当期 売上高7億524万円で売上総利益4億9373万円 利益率70.0% 
利益率がかなり上昇しています。これは非常にすばらしいことです。原価をかなり削減しています。
唯一気になるのは、通期売上予想が16億8500万円となっており、4から12月までの累計売上高が7億500万円なので、残りの3ヶ月で売上を9億8000万円上げないと、未達に終わり、下方修正ということになります。
過去5年間の売上高推移を見ますと、2億円前後なので、契約を結び契約金等が約7億円入らないと、売上の達成は難しい状況です。本日下方修正を出さなかったので、よっぽど契約が決まっているか、ぎりぎりまでまって下方修正するのかのどちらかかと思います。残り約2ヶ月で確実に契約を結べる根拠があるのかということを現在IRに確認中です。
ちなみに売掛金が4億円ありますが、売掛金は売上計上済みで未収のものです。なので、今回の売上高の中に含まれています。

  • >>791

    詳しい分析ありがとうございます。
    私の見解を述べますのでご意見いただけるとありがたいです。以下3点↓

    > 16.4-6はたぶん何かの契約金が入ったため、金額が特に大きいと思われますが→①
    > 今期の利益率がかなり上昇しています。これは非常にすばらしいことです。原価をかなり削減しています。→②
    > 残りの3ヶ月で売上を9億8000万円上げないと→③

    まず①についてです。
    私はGTSの原価率は毎回45%前後でgcsf上市からほとんど変わっていないと思っています。この四半期の原価率を計算すると、契約金はなく、すべて原薬供給の売上だと思います。

    次に②について、今期の利益率の上昇こそ、マイルストンや一時金によるものではないでしょうか。おそらくダルベポの三相や持田、千寿の臨床入り?など。

    最後に③について。
    ①が正しかったとすると過去の売上から四半期で6億前後のまとまった原薬供給は十分ありえます。研究開発費が多く計上されていることから開発は順調と思われますので残り3億から4億は千寿や持田、三和のマイルストンではないでしょうか。(そこに長春が含まれているかどうかはわかりません。気になるところ。)


    私の考えはgcsfの原価率は45%前後、というのが前提です。短信が出るたびに原価率を気にしていたので、ヘッジファンドさんのおっしゃるように原価削減できているのなら、そのほうが嬉しいのですが。

    今期予想は「保守的に確度の高い売上、一時金、マイルストン」を見積もって予想されていると28年決算に書いてあります。下方修正があるとすれば新たな提携による研究開発費の拡大か、臨床の期ズレによるものかと思います。

    仕事で遅くなって短信と掲示板見たのですが、私も前期あたりから利益率が上がっているのが気になってたのですが、上述の様に考えると辻褄があうので、質問させていただきました。


    最後に。
    私は予定通りのいい四半期短信だと思っています。長文失礼しました。