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カルナバイオサイエンス(株)【4572】の掲示板 2023/05/26〜2023/06/01

去年末京大CIRAからの発表upしときますね。
遺伝子改変しDGK欠損させたcar-tが
複数の固形がんに効果を示したという内容です。

ギリアドはcar-tのイエスカルタを手に入れるためにkite社を1兆円を超える大型買収しました。

ギリアドのcar-tイエスカルタとDGK阻害剤GS-9911のシナジーも、私が期待している点の1つです。


2022年12月13日

2) ジアシルグリセロールリン酸化酵素(DGK)の阻害によるiCAR-T細胞の機能改善
 iCAR-T細胞(iCAR-TCTL)の機能を詳細に解析したところ、通常のCAR-T細胞に比較して、CARの下流のシグナル伝達経路にある分子のリン酸化が不足し、活性が弱くなっていることが明らかになりました。そこで、iCAR-T細胞のエフェクター機能を向上させるために、T細胞受容体シグナル(「第一のシグナル」)を増強させる方法を検討しました。

 まず、研究グループは、T細胞受容体シグナルを阻害するタンパク質として知られているジアシルグリセロールリン酸化酵素のDGKαとDGKζに着目しました。これまでにマウスの実験で DGKαとDGKζを阻害すると、T細胞のエフェクター機能が向上することが報告されています。本研究では DGKαとDGKζを欠損させたiCAR-T細胞(DGK-dKO-iCAR-TCTL)を作製し、T細胞受容体シグナルを増強させた効果について、固形がんマウスモデルによる評価を行いました。

 DGKを欠損させたiCAR-T細胞(DGK-dKO-iCAR-TCTL)を固形がんモデルマウスに投与したところ、DGKを欠損させていないiPS細胞由来CAR-T細胞(iCAR-TCTL)と比べ、より多くの細胞障害性T細胞が腫瘍局所に検出され、長期にわたって存在しました。この結果は、遺伝子改変によりiCAR-T細胞の腫瘍局所での増殖と生存が改善されたことを示しています。