ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

NANO MRNA(株)【4571】の掲示板 2020/09/24〜2020/10/02

日刊工業新聞に
インタビュー/ナノキャリア社長 松山哲人氏 核酸医薬に本格算入
って記事があるんですけど、この内容、見れる人居ますか❓

  • >>94

    ナノキャリアと核酸医薬に特化した創薬ベンチャー、アキュルナ(東京都文京区)が合併した。同じドラッグデリバリーシステムが基盤技術の両社が、垣根を取り払う。これによりナノキャリアは、本格的に核酸医薬の開発に参入することになる。松山哲人社長に狙いを聞いた。



    ―合併にはどんなメリットがありますか。

    「リボ核酸(RNA)やデオキシリボ核酸(DNA)など核酸を活用した医薬品開発を加速させられる。アキュルナは数年前、当社が譲った核酸医薬のデリバリー技術を育ててくれていた。再度リソースを一緒にして開発スピードを上げたい。研究員の人数も増える」

    ―ミセル化ナノ粒子というドラッグデリバリーを活用します。従来手がける低分子化合物と核酸では、何が違いますか。

    「ポリマーを用いて運びたい薬剤をミセルに内包させて必要な部位に到達させる技術だが、核酸と低分子では用いるポリマーが変わる。核酸に関してはポリマーデザインも含めてアキュルナが知見を蓄積している。今後は実用化に向け、当社の製剤設計などの知見を掛け合わせていく」

    ―治療を目指す疾患に変化はありますか。

    「当社はこれまで、がんを中心に研究・開発を進めてきた。今後核酸医薬を開発することで、遺伝子性の希少疾患などニーズの高い難治性疾患も視野に入れられる。幅が広がりそうだ」

    ―新型コロナウイルスのワクチン開発にも関わります。

    「ミセル化ナノ粒子の発明者でもある片岡一則取締役が、メッセンジャーRNAを使った新型コロナウイルスワクチンを開発しようとしている。東京都総合医学研究所、ナノ医療イノベーションセンターが共同研究中だ。当社は製剤設計や臨床デザインで関わる予定」

    ―今後も合併の動きは続きますか。

    「日本の創薬・バイオベンチャー業界を盛り上げる意味でも、続けていきたい。一般的にバイオベンチャーは一つの技術に特化して医薬品を開発するため、失敗すると全てが駄目になる傾向にある。合併で技術を増やし、可能性を広げるのは重要だと考える」

    【記者の目/コロナワクチン開発加速を】

    合併により研究員の増員や知見の増加など、開発スピードが加速する条件が整った。特に新型コロナワクチンの開発にはスピードが求められる。早期臨床開発入りに期待がかかる。一方で長期的な成長には、ミセル化ナノ粒子に次ぐ第2の柱が必要不可欠。リソースの強化が画期的な新技術の創出につながるか、注目したい。