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NANO MRNA(株)【4571】の掲示板 2015/07/29〜2015/08/02

遺伝子異常調べ、抗がん剤選択 米で試験へ 別の臓器向けでも効く可能性
朝日新聞/2015.08.02

米国立保健研究所(NIH)は、がん細胞の遺伝子を解析して、効き目の高い抗がん剤を選ぶ新しい治療法の開発に乗り出す。胃や肺など臓器ごとに開発された抗がん剤を、がんの原因となる遺伝子異常の組み合わせに応じて処方する。患者に最適な抗がん剤を処方できるようになるとともに、現在、臓器別に行われている治療を根本的に変える可能性がある。

NIH傘下の米国立がん研究所(NCI)を拠点に、標準的な治療で使われる抗がん剤が効かなかったがん患者約3千人からがん細胞を採取、がんに関係する143個の遺伝子の4千カ所以上の部分を網羅的に解析する。見つかった遺伝子異常の組み合わせに対応して別の抗がん剤を投与する臨床試験を行う。患者の募集を近く始める。

抗がん剤では現在、たんぱく質の異常な働きを阻害する「分子標的薬」が次々登場している。通常、がんのできる臓器ごとに開発・承認されるが、原因となる遺伝子異常が同じなら、異なる臓器のがんでも効く可能性がある。例えば乳がん用に開発された分子標的薬トラスツズマブはHER2遺伝子の異常を標的にしているが、胃がんや肺がんでも同じ遺伝子の異常が原因になっているケースがあることがわかっている。

ttp://apital.asahi.com/article/story/2015073100012.html