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ネクセラファーマ(株)【4565】の掲示板 2021/09/11〜2021/09/16

>>322

創薬企業分析 BR(バイオテック・レポート)の記事ですね。最近幾つかの記事を書いています。
その記事も読みましたが、「Mシリーズの導出額は30億円という見積もり。」ではなく、「プライム昇格の条件として導出額は30億円以上あれば(過去の売上と利益率からみて)8.8億円以上となり、去年の経常利益16.22億円とプラスし、プライム基準の25億円以上になるでしょう。」と言うもので、Mシリーズの価値を30億円と見積もったものではありません。(今年は研究開発費が例年より少し多いので30億円では少し厳しいかな)
一応私なりの一時金の予想しておきます。
まず、2016年のMシリーズ導出金額は約137億円でした。その時点での進捗は、M1(9936)がフェーズ1終了、M1(18318)がフェーズ1途中、M4とM1/4デュアルがそれぞれ前臨床中(プラス2~3のバックアップあり)で、適応はアルツハイマー病等の神経系疾患とあり、アルツだけではなくレビー又統合失調などの疾患も視野にあったと思われる。又アルツの治療薬としてアミロイドβ仮説やタウ仮説にもとずくものが失敗続きで仮説自体疑われていた時期なので、高い一時金が得られたのだと思う。
アルツ(M1・M1/4)に関しては、アデュカヌマブ(アミロイドβ仮説)の上で、各社抗体医薬品によるアルツ治療薬にトレンドが移っている昨今、改善薬に注目が集まらないのは確かだが、低分子薬としての利便性と中等症でも使える有効性で十分勝機はある。
しかし、今回のMシリーズの主役はM4の統合失調症(私はアルツはおまけだと考えている/レビーの国内自社開発に期待はしている)である。
本題の導出一時金の予想だが、過去のそーせいの契約や上記の事情また適応疾患の市場規模、競合などを考えると、
M4(16878/統合失調症/フェーズ1)30~50億円、M1(9936+バックアップ/アルツ・レビー/フェーズ1)10~20億円、M1(18318/アルツ・レビー/フェーズ1)0円~40億円(サル特有の有害事象が証明されれば価値アリ)、M1/4デュアル(アルツ・レビー・統合失調症/前臨床)10~20億円。合計、最低50億円、うまくいけば100億円以上の価値はあると考える。
田村社長は今期のM&Aを急がず、売上(もしくは利益だけで)プライム基準(売上100億以上、経常利益2年で25億以上)を目標に、Mシリーズ一括導出で達成に自信を見せている。(前期約31億円の売上で後期も大きい進捗除き30億円の売上として、そこに50億円一時金プラスで売上110億円/売上でプライム基準達成)上記の意味でも一時金50億円以上あるのではと予想できる。
個人的意見なので、各自投資は自己で良く調べれれて行ってください。